著者
河田 隆 永田 治樹
出版者
情報メディア学会
雑誌
情報メディア研究 (ISSN:13485857)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.15-31, 2014-11-26 (Released:2014-11-26)
参考文献数
12

多くの家庭に録画機器が普及し,テレビ番組を録画して自分の好きな時間に視聴する,いわゆるタイムシフト視聴が容易になった.その上,近年動画共有サイトを通じてテレビ放送の関連動画を視聴できるようになり,テレビ番組の視聴形態が多様化している.本研究では,動画共有サイトの利用者が増えている環境下において,これまで多く利用されてきた家庭用録画機器が人々にどのように捉えられているかを確認する調査票調査を実施した. その結果,動画共有サイトを利用しているグループはそうでないグループと比べ,録画機器を用いて番組録画を行う頻度が高く,また録画した番組をダビング保存しようとするなど家庭用録画機器をより積極的に利用する傾向にあった.さらに,先行論文で明らかにした五つのテレビ視聴の態度と家庭用録画機器の利用状況との関わりについて,テレビ番組に対して高関与な人々は放送番組の録画や再生の頻度が高いことが確認された.
著者
河田 隆 永田 治樹
出版者
Japan Society for Information and Media Studies
雑誌
情報メディア研究 (ISSN:13485857)
巻号頁・発行日
vol.13, no.1, pp.15-31, 2014

多くの家庭に録画機器が普及し,テレビ番組を録画して自分の好きな時間に視聴する,いわゆるタイムシフト視聴が容易になった.その上,近年動画共有サイトを通じてテレビ放送の関連動画を視聴できるようになり,テレビ番組の視聴形態が多様化している.本研究では,動画共有サイトの利用者が増えている環境下において,これまで多く利用されてきた家庭用録画機器が人々にどのように捉えられているかを確認する調査票調査を実施した.<br> その結果,動画共有サイトを利用しているグループはそうでないグループと比べ,録画機器を用いて番組録画を行う頻度が高く,また録画した番組をダビング保存しようとするなど家庭用録画機器をより積極的に利用する傾向にあった.さらに,先行論文で明らかにした五つのテレビ視聴の態度と家庭用録画機器の利用状況との関わりについて,テレビ番組に対して高関与な人々は放送番組の録画や再生の頻度が高いことが確認された.
著者
北 宜裕 小堺 恵 河田 隆弘 北浦 健生 窪田 一豊
出版者
神奈川県農業技術センター
巻号頁・発行日
no.153, pp.17-22, 2010 (Released:2012-12-06)

夏作ホウレンソウ栽培において,ホウレンソウの生育及び収量を最適化できる土壌消毒のための熱水処理量について,0~200L・m-2の範囲で検討した.その結果,深さ15cmの土壌の最高温度は,100・m-2以上の処理区では熱水処理後3時間で87℃以上に達し,その後,Fusarium属菌の致死温度である55℃以上の地温の持続時間も6時間以上確保された.熱水処理後の土壌中のFusarium属菌数は,上層及び下層ともに50L処理区では低密度で残存していたが,それ以外の処理区では全く検出されなかった.発病度は100~150L処理区が最も低い値を示した.収量性は発病度を反映し,発病度が最も低かった100L処理区で最も収量が多くなった.以上の結果から,ホウレンソウ栽培では,実用レベルでの土壌病害防除効果があり,高い収量性が確保できる最適熱水処理量は100L・m-2であることが明らかになった.
著者
河田 隆 永田 治樹
出版者
情報メディア学会
雑誌
情報メディア研究 (ISSN:13485857)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.15-31, 2012-09-25 (Released:2012-09-25)
参考文献数
18

[抄録]最近,インターネットを利用した動画コンテンツの配信が盛んになっている.また,ブログやSNS(Social Networking Service)のように,情報の送り手と受け手が相互に入れ替わるCGM(Consumer Generated Media)の利用者が急増している.このような新しいメディア環境において,本研究では,テレビ視聴が人々にどう捉えられているのかを示すため,ブログやSNSをはじめとしたCGMを利用する時間がテレビ視聴時間よりも長いと感じている人々(ネット指向グループ)とそうでない人々(テレビ指向グループ)を区別した調査票調査を実施し,その結果を用いた因子分析を行った.また,因子得点を利用したクラスター分析を用いて,特徴的な五つのテレビ視聴パターンと,上述の二つのグループとの関わりを分析した.