- 著者
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久保田 美雪
渡邊 典子
小柳 恭子
- 出版者
- 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部
- 雑誌
- 新潟青陵大学紀要 (ISSN:13461737)
- 巻号頁・発行日
- vol.5, pp.189-200, 2005-03-10
新潟県内の高校生にライフスタイルとして人的側面、物的側面、金銭的側面、性意識および性に対する対処行動の調査を実施し、性交経験の有無別に検討した。その結果1人的側面として、普段の遊び相手として「彼氏・彼女」と答えたのは、経験者のほうが高く、さらに経験者の半数は現在、交際相手が1人いた。2物的側面として、「携帯電話・PHS」の所有は経験者のほうが高く、有意差が認められた。3金銭的側面として、小遣いの金額は経験者のほうが高く、「飲食代」「洋服・靴代」が主な使いみちであった。4女性がコンドームをつけてということに関する意識として「安心してできる」は経験者のほうが高く、有意差が認められた。5性に関する悩みやトラブルへの対処行動として「友人に相談」は経験者のほうが高く、有意差が認められた。6経験者504人の初交時の状況は、男子は「自ら望んだ」、女子は「望んだわけではないが自然の成り行きで」が最も高く、避妊方法で最も多いのはコンドームであった。