著者
澤田 敬
出版者
熊本大学附属図書館
巻号頁・発行日
2017-03-16
著者
澤田 敬治 手塚 太郎 木村 文則 前田 亮
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.第71回, no.データベースとメディア, pp.563-564, 2009-03-10
著者
澤田 敬人 長瀬 久子 榊 正子 青山 知靖
出版者
静岡県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

英文学を学ぶ大学生が段階的な英文学の習熟を可能にするために精選した文学史の知識、作家・作品の知識、社会文化の知識、批評方法・文学理論の知識から成る英文学の基礎知識を構成した。この目的の達成に向けて、配列する基礎知識が標準の保証を得るように、通常講義によって英文学者であれば暗黙的に共有している知識を土台とする視座を定めつつ、英文学を通観した概説書、網羅的な辞書の最新版を利用し、さらに批評やペダゴジーに関する理論の研究成果を集め、基礎知識の標準化を進めてこれをe-learning の試験出題の形でデジタル化して、CD-ROM に収めた。次に、基礎知識の習熟を測定する観点から、英米文学史を学ぶ大学生が検定試験としてコンピューター実習室で受験した。これを受験する際、習熟の意欲、英文学のイメージをアンケートの手法で尋ねてデータを集めた。これら一連の研究を評価するための企画審査会を開催した。
著者
澤田 敬司
出版者
早稲田大学
雑誌
萌芽的研究
巻号頁・発行日
2001

日豪の演劇比較に関し、日豪演劇の違い、特に「ナショナル」なイメージが演劇にどのような形で反映されるか、を具体的に検証するため、日豪の演劇実践者に協力を仰ぎ、実験的なパフオーマンスを行った。それがオーストラリア先住民戯曲を研究代表者が日本語訳、そして日本の演出家、および俳優がリーディング上演を行うという試みだった。そこで得られた全く新しい知見は、一部国立民族学博物館の研究部会で報告したほか、日本人演出家和田喜夫、来日し当該パフォーマンスにも参加してくれたオーストラリア先住民の劇作家・演出家ウェスリー・イノックに対して行ったインタビューを材料に近く論文にまとめ、日豪いずれかの学会誌に投稿する予定でいる。資料収集・整理については、オーストラリアへの資料収集の時期は予定より遅れたが、収集された文献資料をデータベース化するためのフォーマット作りを、まず完成させた。その他、日豪比較演劇関連の研究成果としては、日本の天皇の戦争責任をあつかったオーストラリア劇作家テレーズ・ラディックをインタビューし、オーストラリアの日本観、天皇観、戦争観、国家観、現代史観などを掘り起こすと共に、日本演劇との交流の可能性についての指摘を行った論文『テレーズ・ラディック:オーストラリアから見た天皇制』が発表された。また、現代を代表するオーストラリア女性作家ジョアンナ・マレースミスの代表作『オナー』の日本語版の舞台を、日本の演劇実践者(演劇集団円)と議論しながら製作した。このテクストを用いての議論の過程で日豪演劇の相違が浮き彫りになり、その成果は実際の舞台となって表れている。また、このパフォーマンスについても、日本人の観客のリアクションも含めて、オーストラリアの演劇研究学術誌に報告の論文を投稿する計画がある。