2 0 0 0 IR 国外での作業的公正における作業療法士の介入と規範に関する文献レビュー
- 著者
- 岩田 祐美 田島 明子
- 雑誌
- リハビリテーション科学ジャーナル = Journal of Rehabilitation Sciences
- 巻号頁・発行日
- no.12, pp.135-146, 2017-03-31
背景:1993 年より促進された社会的公正の理論の作業療法への適応と,その後概念化された作業的公正について,どちらも日本で広まりつつあるが,文献は少なく,日本での作業的公正に関する概念は議論途上である. 目的:国外の作業療法士が作業的公正という概念のもと行なっている調査研究を経年的に調べ介入と規範の具体例と傾向を明らかにすること. 方法:PubMed にてOccupational Justice で検索した.検索された論文のうち調査研究を分析対象とし,作業的公正,不公正の実例を抜き出した.さらに調査研究の目的・方法・OT の介入や規範についてレビューマトリックスを用いてまとめた. 結果と考察:作業的公正,作業的不公正の実例は日本の作業療法で対象とならない事例が多かった.作業的公正についての調査研究で述べられた作業療法士の規範をまとめると,対象者個人の作業を通した社会参加の支援に加え,作業療法士の社会への関わりの必要性が示された.国外文献の調査と,それらを障害の社会モデルの視点を取り入れて慎重かつ丁寧に分析すること,そして国内での発展が望まれる.
1 0 0 0 OA 【今週の書評】井口高志著『認知症社会の希望はいかにひらかれるのか』
- 著者
- 田島 明子
- 出版者
- 日本書籍出版協会
- 雑誌
- 週刊読書人 = The syukan dokushojin
- 巻号頁・発行日
- vol.3367, pp.4面, 2020-11-27
- 著者
- 田島 明子 阿部 邦彦 Akiko TAJIMA Kunihiko ABE
- 雑誌
- リハビリテーション科学ジャーナル = Journal of Rehabilitation Sciences
- 巻号頁・発行日
- vol.10, pp.37-45, 2015-03-31
研究報告
- 著者
- 田島 明子
- 雑誌
- 地域連携推進センター年報
- 巻号頁・発行日
- no.11, pp.43-46, 2019
- 著者
- 田島 明子 慶徳 民夫 いとう たけひこ
- 出版者
- 全国リハビリテーション学校協会
- 雑誌
- リハビリテーション教育研究 (ISSN:24334812)
- 巻号頁・発行日
- no.24, pp.24-25, 2018-03-30
- 著者
- 田島 明子
- 出版者
- 立命館大学大学院先端総合学術研究科
- 雑誌
- Core Ethics : コア・エシックス = Core Ethics : コア・エシックス (ISSN:18800467)
- 巻号頁・発行日
- vol.6, pp.265-276, 2010
1 0 0 0 OA 障害平等研修の実施とその効果
- 著者
- 田島 明子
- 雑誌
- 保健福祉実践開発研究センター年報 = Community-Based Practice and Research Center for Health and Welfare
- 巻号頁・発行日
- no.7, pp.59-62, 2015
- 著者
- 田島 明子
- 雑誌
- 保健福祉実践開発研究センター年報 = Community-Based Practice and Research Center for Health and Welfare
- 巻号頁・発行日
- no.8, pp.41-45, 2016
1 0 0 0 ひとの価値と作業療法—障害者の就労の3つの位相をめぐる一考察
- 著者
- 田島 明子
- 出版者
- 日本作業療法士協会
- 雑誌
- 作業療法 (ISSN:02894920)
- 巻号頁・発行日
- vol.24, no.4, pp.340-348, 2005-08-15
要旨:社会に内在する価値に無自覚であることで,支援という名目において,かえって障害を有する人たちの否定的価値を助長してしまうことがある.本稿の目的は,そうしたパラドキシカルな現況を明らかにすることにある. 本稿の構成は次のとおり.①作業療法に内在する価値について整理した.②障害者就労の形態について,「能力主義」と「障害価値」を分析軸として3つの位相があることを述べ,そうした分析視点から「リハビリテーションの位置」を明確化した.③それらの結果から,作業療法に内在する価値について,「ひとの価値」という観点から検討を加えた.