著者
田渕 俊雄
出版者
公益社団法人 日本水環境学会
雑誌
水質汚濁研究 (ISSN:03872025)
巻号頁・発行日
vol.8, no.8, pp.486-490, 1985-08-10 (Released:2009-09-10)
参考文献数
5
被引用文献数
7 6
著者
田渕 俊雄
出版者
社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業土木学会誌 (ISSN:03695123)
巻号頁・発行日
vol.54, no.11, pp.1013-1017,a1, 1986-11-01 (Released:2011-08-11)
参考文献数
2

イタリアの稲作の現状とそれを支えている潅漑システム, 並びに圃場の水管理について紹介した。北部イタリアの稲作地帯にはカヴール水路を中心とした潅漑システムがあり, ポー川の水と, アルプスの永河地帯から流下する諸河川の水とを水源にしている。氷管理は水利組合が行っている。圃場では田越し潅漑であるが, 排水にも注意が払われており, 均平や排水溝, 落水期間の延長などが行われている。
著者
中野 政詩 宮崎 毅 田渕 俊雄
出版者
社団法人 農業農村工学会
雑誌
農業土木学会誌 (ISSN:03695123)
巻号頁・発行日
vol.57, no.6, pp.525-530,a1, 1989-06-01 (Released:2011-08-11)
参考文献数
14

フィールドで土中の物質移動をみると, 特異的に,(1) 長く続く大間隙を通る移動,(2) 斜面における土中の移動,(3) 深い土層中の移動,(4) 表面に亀裂が発達した土中の移動, こうしたものをよく知ることが必要である。その特徴として, 大間隙中の移動は極めて早い速度をもち,深い所の土塊中の水分を素早く補給する。斜面では水流の方向が独特な向きをとり,成層土では各土層でその方向がまちまちになる。深い土層中では,通年鉛直下向の移動を起こし地下水を涵養する。また,亀裂が形成された土地では,亀裂に囲まれた土塊中で個々に移動が異なる。こうした点を解説して,講座のまとめとした。