- 著者
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笹川 幸男
真下 昌章
福手 勤
坂井 悦郎
- 出版者
- 公益社団法人日本コンクリート工学会
- 雑誌
- コンクリート工学年次論文報告集 (ISSN:13404741)
- 巻号頁・発行日
- vol.20, no.2, pp.157-162, 1998-06-30
- 被引用文献数
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遊離石灰一アウインー遊離セッコウを主体とするカルシウムサルフォアルミネート系のコンクリート用膨張材を混和した膨張コンクリートの耐久性に関し,15年経過した海洋コンクリート構造物から試験体を採取し,圧縮強度,塩化物イオン含有量,水和物を測定した結果,普通コンクリートとほぼ同等であることが明らかとなった。さらにペースト実験によりカルシウムサルフォアルミネート系膨張材の反応とエトリンガイト生成の関係を調べ,膨張材の主成分であるアウインは材齢3日で,遊離石灰は材齢1時間ですべて反応していることが明らかとなった。