著者
深見 奈緒子 マールーフ・ジャメール 真道 洋子 モハメド・ソリマン 辻村 純代
出版者
早稲田大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

モルディブ諸島の珊瑚石モスク26棟の調査と既往のインド洋周域調査および文献から、モルディブのイスラーム建築について以下5点が判明した。それらは、1)モルディブの珊瑚石モスクの独自性、2)1000年以上前スリランカやインドから到達した仏教・ヒンドゥー教文化からの影響、3)12世紀以後、西の乾燥地から到達したイスラーム文化の影響、4)東から到達した熱帯木造文化の影響、5)1000kmにも連なるモルディブ諸島全体の建築文化の一様性である。これらが、連関しながら環礁モルディブ特有の珊瑚石建築文化を創出したことを明らかにした。
著者
中井 泉 真道 洋子 大村 幸弘 吉村 作治 川床 睦夫
出版者
東京理科大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

ガラスの古代の東西交易を明らかにするためにポータブルX線分析装置を開発し、美術館や中国、インド、エジプト、シリア、トルコ、クロアチアの現地で出土遺物を分析した。日本の古墳出土ガラスは、インド、タイ、中国などのアジアの国々から伝来したものであることを実証した。また、平等院出土ガラスの分析では、奈良時代の鉛ガラスの製法が平安時代も継続し、新たにカリ鉛ガラスの製法が中国から伝来したことを示した。地中海沿岸諸国における東西交流についても実証的データを得た。