- 著者
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徳永 勝人
石川 勝憲
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.84, no.8, pp.1231-1235, 1995-08-10 (Released:2008-06-12)
- 参考文献数
- 5
視床下部は摂食行動の調節に重要な役割を果たしている.ヒトでは脳腫瘍, Fröhlich症候群, empty sella症候群など視床下部の器質的・機能的な障害があれば食欲の調節異常を招来し肥満をきたす.このような機作による肥満を視床下部性肥満と呼んでいる.ラットでは視床下部の破壊により肥満を生じ,ヒト肥満の成因および病態解明にVMH破壊肥満ラットやPVN破壊肥満ラットなど実験肥満動物モデルが用いられている.