著者
臼井 一茂 石川 賢一 関野 俊之 飯田 頌太 清田 雄司
出版者
神奈川県水産技術センター
雑誌
神奈川県水産技術センター研究報告 (ISSN:18808905)
巻号頁・発行日
no.7, pp.73-80, 2014-11

平塚市は、江戸時代には東海道の宿場町として栄えた。1887年には官設の鉄道開通により平塚駅を中心に発展し、1932年には県下で四番目の市になり、自動車関係や化学関係の工場が立地する商工業都市として発展してきた。近年では、規模の大きいショッピングセンターが駅前及び郊外にも多く建設されており、産業地域とともに居住地域としても発展している。農水産業も盛んであり、きゅうり、ねぎ、里芋、バラなどが県内主産地になっているほか、しらす船曳網漁業者自らが生産するシラス干しやたたみいわしなどの水産加工品が有名である。しかし、平塚市地先では2ヶ統の定置網が操業されているものの、その漁獲物を使った地域産品としては、地元水産加工業者などが製造している、小さなタチウオを用いた「白髪干し」や、アジ等の干物「須賀湊干し」しかなく、地元の水産物や農産物を活用して、全国的にも有名な「湘南七夕祭り」の土産となり得る加工品の開発が望まれていた。今回、平塚市及び平塚市漁業協同組合から依頼により行った、低利用魚のソウダカツオ類(ヒラソウダ Auxis thazardとマルソウダ Auxis rochei)を用いた常温保存が可能な製品開発について、その結果を報告する。
著者
堀江 尚志 石川 賢 川島 芳昭 内野 康人之
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
vol.26, pp.1-10, 2003-04-01

総合的な学習の時間において,小学校5年生を対象に家庭排水と環境を課題とする学習指導を行った。この学習活動は,家庭雑排水の実験データをもとに環境への影響を考察することを目的とした。そこで,家庭雑排水の実験データの処理と考察を支援するWebページ形式の教材を開発した。本教材では,実験データの学習者間の共有,一覧表やグラフの作成,河川の様子の視覚化,日常生活の点検結果の点数化により,学習活動を文援した。その効果を検証するために,本教材を利用した実験群と,配付資料や黒板を用いた統制群を設定し,実験授業を行った。その結果,認知面では全体として実験群と統制群に有意差は見られなかった。一方,情意面では「データをわかりやすくまとめられた」や,「日常生活と自然環境との関連がわかった」など,本教材を用いた実験群で良好な回答が多いことが分かった。
著者
根津 俊一 石川 賢二 木村 知弘 村上 弘規 橋間 明生
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.15, no.14, pp.1-6, 1991-02-21

Television transmission services, such as business TV, via communication satellites started in 1989. For these services, we have developped a scrambling system based on the system standerdized for broadcasting satellite. This new system is characterized by positive sync. and modified line permutation resulting in high security and high quality of descrambled signal for video and by range-bit conversion resulting in softer scrambling noise for audio.
著者
鈴木 勲 川島 芳昭 石川 賢
出版者
宇都宮大学
雑誌
宇都宮大学教育学部教育実践総合センター紀要 (ISSN:13452495)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.1-10, 2007-07-01

「理科」は形式的には全学共通教育関係科目・教養教育科目の選択科目としての自然科学系科目の一つであるが、小学校一種あるいは二種を取得するため必修科目でもある。したがって、教育学部学校教育教員養成課程の学生には必修科目であり、多くの教育学部学生が「理科」に履修登録をすることになる。学習指導要領小学校理科の目標には「科学的な見方や考え方を養う」とあるが、後期の文系向け「理科」の受講者約100名のほとんどは「科学的な見方や考え方」とは距離をおいてきた学生である。平成17年度から、率先して後期「理科」にe-ラーニングを試みたのは、授業者の力不足から後期「理科」受講生に「科学的な見方や考え方を養う」ことが機能しなかった現実との溝を多少とも埋めることを期待したからである。