著者
石橋 大輔
出版者
長崎大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010

本研究では、宿主の自然免疫機構に着目し、プリオン感染との関係について検討した。結果として転写因子IRF3がプリオン感染に重要な役割を果たしていることを明らかにした。本研究により、自然免疫機構をターゲットにしたプリオン病の予防・治療薬の開発が進むと考えられる。
著者
石橋 大輔
出版者
長崎大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2007

プリオン病はヒトを含む各動物種に見られる難治性の中枢神経変性疾患である。現在、ヒトやウシにおける感染、ウシからヒトへの感染が大きな社会問題となっており、世界中でプリオンワクチンおよび治療法の開発が行われているが、実用化までには至っていない。なぜなら正常型プリオン蛋白(PrP)は生体内の宿主蛋白であり、免疫寛容という大きな問題点があるためである。本研究では、実用化に向けたプリオンワクチンの開発を検討し、有用性のある免疫抗原の作製に成功した。