著者
大西 竹志 石黒 一弘 石栗 太 飯塚 和也 根津 郁実
出版者
日本緑化工学会
雑誌
日本緑化工学会誌 (ISSN:09167439)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.153-156, 2023-08-31 (Released:2023-10-12)
参考文献数
4

都市緑地は,多様な役割があり,最近では脱炭素社会および循環型社会構築への貢献も求められてきている。本研究では,緑化樹木の植栽基盤へのバイオ炭施用によるCO2固定効果を評価することを目的とした。植栽基盤(黒土およびマサ土)に数種類のバイオ炭(木炭,竹炭およびもみ殻くん炭)を混合し,造園樹木の苗木の生育試験(9月~12月)を行った。得られた結果より,CO2固定効果と緑化樹木の生育効果の最適化を考察した。いずれのバイオ炭を土壌に施用した場合でも,植物生育の明確な阻害は確認されなかった。また,バイオ炭の施用割合別に,植栽基盤に固定することのできるCO2量は,0.03~0.24 t-CO2/m3と試算された。
著者
石黒 一弘
出版者
日経BP社
雑誌
日経アーキテクチュア (ISSN:03850870)
巻号頁・発行日
no.908, pp.90-93, 2009-09-14

屋上緑化や壁面緑化の普及とともに、室内の緑化に対する関心も高まってきた。しかし屋外と室内では環境が大きく異なる。温室や商業空間などの緑化に多くの実績を持つインテリアスケープの石黒一弘氏に、屋外緑化と室内緑化の違いを解説してもらった。室内緑化の種類光の入り方で手法が異なる 植物を室内で育てるために最も重要なファクターは「光」である。