著者
福原美三
雑誌
研究報告教育学習支援情報システム(CLE)
巻号頁・発行日
vol.2014, no.1, pp.1-1, 2014-01-24

2012 年以降、欧米を中心として大規模オンライン公講座 (MOOC) が急速に拡大し、世界的な潮流となっている。この流れに対応すべく、昨年 11 月に一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会 (JMOOC) が発足した。JMOOC での本格的なオンライン講義開講は本年 4 月からである。現在、開講に向け準備をすすめているところであるが、ここでは世界的な MOOC の状況と合わせ、JMOOC で想定する日本発の MOOC についての狙い、展望とあわせ技術的、制度的課題などについて述べる。
著者
福原 美三
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.301-312, 2006
被引用文献数
3 2

オープンコースウェア(OCW)はMITが2001年に開始した「大学で正規に提供されている講義についての情報のインターネットによる無償提供」である。日本では2005年5月に大阪大学,慶應義塾大学,京都大学,東京工業大学,東京大学,早稲田大学の6大学で一斉に本取り組みを開始した。日本でのOCW活動は本年の4月に日本オープンコースウェアコンソーシアムが設立され,試行の段階から本格普及を目指す段階に入った。本稿では活動の現状を紹介するとともに,これまでのほぼ1年間での取り組みを通じて明らかになった課題・展望などについて述べる。
著者
福原 美三
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理 (ISSN:00217298)
巻号頁・発行日
vol.49, no.6, pp.301-312, 2006 (Released:2006-09-01)
参考文献数
6
被引用文献数
2 2

オープンコースウェア(OCW)はMITが2001年に開始した「大学で正規に提供されている講義についての情報のインターネットによる無償提供」である。日本では2005年5月に大阪大学,慶應義塾大学,京都大学,東京工業大学,東京大学,早稲田大学の6大学で一斉に本取り組みを開始した。日本でのOCW活動は本年の4月に日本オープンコースウェアコンソーシアムが設立され,試行の段階から本格普及を目指す段階に入った。本稿では活動の現状を紹介するとともに,これまでのほぼ1年間での取り組みを通じて明らかになった課題・展望などについて述べる。
著者
仲林 清 小池 義昌 丸山 美奈 東平 洋史 福原 美三 中村 行宏
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-情報処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.80, no.4, pp.906-914, 1997-04-25
被引用文献数
50

インターネット上の情報提供システムWWW (World-Wide Web) を利用した個人適応型CAIシステムCALATについて述べる. CALATはWWWのサーバ/クライアント構成を拡張したシステムであり, サーバ側で個々の学習者毎のCAIプロセスが稼動し, 学習者はWWWクライアントを用いてネットワーク経由で学習を行う. サーバ側にCAIプロセスと個々の学習者の対応関係を保持する学習者識別機構を設け, WWWのステートレスプロトコルを変更せずに, 演習問題の解答内容などに応じて学習の流れを変更する個人適応型学習機能を実現した. また, サーバから転送した制御スクリプトをクライアントで解釈実行する表示制御方式を開発し, (1) 表示応答速度の向上, (2) サーバからの教材画面制御, (3) 対話型シミュレーション教材の利用, などを可能とした. 実装したシステムの評価を行い, 学習者識別機構, データ転送表示機能の有効性を確認した. なお, 本システムはインターネット上で実際に試行運用を行っている.
著者
福原 美三 仲西 正
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.470, pp.129-134, 2009-02-28
被引用文献数
2

オープンコースウェア(OCW:Open Course Ware)は大学講義情報の公開活動として世界的に拡大している.日本でもJOCW(日本オープンコースウェア・コンソーシアム)を中心に活動されており,この組織に21の大学が加盟し,講義情報公開を実施している.OCWでは当初,テキスト中心の講義ノートの公開が主流であったが,最近では多くの大学が講義ビデオを公開している.慶應義塾大学とNTTは共同研究の一環として複数の大学が自己設備を持たずに簡単に講義映像を公開・共有できるサイト(cliplife.jocw.jp)を構築し,公開を開始した.本講演では講義映像公開についての現状と共有サイト構築の概要について報告する.また,公開実験の状況についても最新状況を報告する.