著者
秋谷 裕幸
出版者
早稻田大學中國文學會
雑誌
中國文學研究 (ISSN:03850919)
巻号頁・発行日
vol.44, pp.1-14, 2018-12-25
著者
秋谷 裕幸
出版者
神戸市外国語大学
巻号頁・発行日
2017-09-27
著者
秋谷 裕幸
出版者
愛媛大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

四年間の研究期間中、中国福建省浦城県南部のびん語びん北区方言群に属する、山下方言、臨江方言、観前方言、水北街方言、楓溪方言、および浦城県北部の呉語仙陽方言の調査を行った。調査項目は私がこれまでに公刊してきた『びん北区三県市方言研究』等と同一である。当初調査を予定していた小溪方言に代えて楓溪方言を調査するなどの変更はあったが、現地調査はほぼ当初の計画通りに進行した。調査データの入力作業も進めたが、平成二十六年六月一日現在、楓溪方言のデータ入力は未完成である。本研究課題の最終目標であった調査報告書『浦城県境内びん北区方言研究』(中国語)の初稿完成が研究期間内に達成できなかったことを遺憾とする。
著者
秋谷 裕幸
出版者
愛媛大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

"門+虫"が明朝体で入力できないので"びん"と平仮名で入力する。自らが調査した寧徳方言(周寧咸村、寧徳九都、寧徳虎貝)および福安、霞浦、柘栄、福鼎、寿寧、蒼南、泰順方言のデータに基づき、びん語びん東方言の下位分類を再検討した。その結果、びん東語は南部方言群と北部方言群に二分され、それぞれがさらに福州グループと福清グループ、福寧グループと浙江グループに下位分類されることが明らかとなった。帰属が問題となっていた蛮話は、北部グループとして扱うのが妥当であることも明らかとなった。
著者
太田 斎 秋谷 裕幸 木津 祐子 岩田 礼
出版者
神戸市外国語大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2001

中国における方言研究は長らく字音を対象とした記述研究と比較音韻史研究が中心であった。方言地理学は決して新しい方法論ではないが、中国では従来ほとんど行われることがなかったため、中国方言学の分野では大きな収穫が期待された。これまで日本で志を同じくする研究者が、方言地理学を核として新たな方法を模索しながら共同研究を継続して、漢語方言地図集を第3集まで発表してきた。今回の我々の共同研究はそれを受け継ぐものであった。我々は方言地理学に利用可能な文献データを集積する一方で、文献のみでは埋められない地理的空白をフィールドワークを行うことで埋めることを計画した。また歴史文献に現れる方言データ及び社会言語学的事例についても分析を進め、歴史的考察に利用することにした。初年度には文献データの整理を一段落させ、『地方志所録方言志目録 附方言専志目録』を完成、また初年度のフィールドワークのデータを整理し、次年度初頭に『呉語蘭渓東陽方言調査報告』を作成した。これらの作業と平行して、パソコンによる方言地図作成ソフトSEAL (System of Exhibition and Analysis of Linguistic Data)利用のための環境整備を進め、この年度でほぼ作業を完成させた。そして最終年度に試行錯誤を繰り返して方言地図を作成し、討論を重ねてその修正作業を行った。またこれまでは個々の音韻、語彙、文法項目の地図を作成して中国語における様々な特殊な変化の類例を集積して、一般化を模索してきた訳だが、今回は同源語彙間に現れる特殊な変化を容易に観察できるような語彙集も編纂し、「類推」、「民間語言」、「同音衝突」といったような体系的変化以外の変化の事例の集積を図った。これにより従来の方言地図で行われた分析も類似の事例が複数見出せることになり、我々の方言地理学的考察により強い説得力が付与されることになった。その最終報告書が『漢語方言地図集(稿)第4集』である。