著者
竹山 一郎
出版者
一般社団法人日本応用地質学会
雑誌
応用地質 (ISSN:02867737)
巻号頁・発行日
vol.1, no.3, pp.57-70, 1960-07-31

南米のチリ沖に起こった大地震のため,5月24日未明(1960年)日本の太平洋沿岸は大津波の来襲を受けた.その被害の大きかつたこと,被害地域が全国的であったことは,地震国とは言いながら,日本では近年まれなことであった.詳細の調査には,まだ相当の日数を要するので,ここには,現在までの資料に基いて,その概要をお伝えしよう.
著者
梅津 一孝 高畑 英彦 干場 秀雄 竹山 一郎
出版者
帯広畜産大学
雑誌
帯広畜産大学学術研究報告. 第I部 (ISSN:0470925X)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.177-184, 1989-11-30
被引用文献数
1

高能率家畜計量作業の技術的指針を明らかにすることを目的に,信号処理アルゴリズム,信号検出ハードウエァー並びに秤本体とクランク型ワーキングシュートの試作を試み,ホル雄子牛肥育牧場と公共育成牧場で実際の牛群を用い計量精度と作業能率の調査を行った。計量精度は,検定用標準分銅での調査の他に,静止体重については,実際の牛群を用い,従来の機械式計量器と供試計量器の精度比較並びに供試計量器の自動計量値(動態体重)と安定時再計量指示値(静止体重)の比較を行った。10頭の4反復調査では,各牛についての平均誤差,確率誤差の大きさはいずれも供試器静止体重<供試器動態体重<機械式静止体重の関係となり供試器は従来の機械式よりも計量値の変動は小さかった。作業能率は作業状況をビデオテープに録画し,再生解析した。計量器本体の性能向上により個体が計量台に脚を掛け計量が開始され演算を終了し計量値が表示されるまでの所要時間は平均4.23秒と正味計量時間が大幅に短縮された。またワーキングシュートの改良により牛の計量台への誘導が円滑に行われ,平均338kgfの牛群において毎時271頭の高い作業能率を得た。