著者
竹村 智子 枯木 幸子 光永 知和子 飯嶋 幸子 大音 清香 井上 賢治
出版者
日本視機能看護学会
雑誌
日本視機能看護学会誌 (ISSN:24333107)
巻号頁・発行日
vol.3, pp.23-26, 2018 (Released:2019-02-01)
参考文献数
8

目的:A 病院病棟看護師の手指衛生についての認識や実施状況を調査し、今後の院内感染防止活動の示唆を得ることを目的とした。 方法:期間は2017 年3 月~ 4 月。対象者は病棟看護師15 名。 日勤業務に就いている看護師1 名に観察者1 名が30 分間同行し、直接観察法を用いて看護行為に伴う手指衛生を行うタイミングと手順について観察した。また、手指衛生の5 つのタイミングについてアンケート調査を実施した。 結果:手指衛生の実施率は72.7% であった。患者に触れる前より後の実施率の方が高かった。手順の遵守率は、アルコール手指消毒剤が3.8%、手洗いが12.1% であった。実践できない理由で多かったのは「忙しい」で11 名が回答した。 考察:手指衛生の手順が遵守できないのは、認識の低さが影響しているといえる。不十分な手指衛生行動を自覚できるような啓発活動が必要であり、適切な手指衛生が習慣化できるよう継続的に行うことが必要である。
著者
坂根 直樹 松井 浩 澤入 房子 森 直樹 平澤 勇 竹村 智子 村上 博之 小暮 彰典 高倉 康人 梅川 常和 吉岡 敬治 吉田 俊秀
出版者
THE JAPAN DIABETES SOCIETY
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.44, no.6, pp.521-524, 2001-06-30

われわれは健康学習 (患者の生き方や価値観を重視し, 行動科学手法を用いた保健指導論) を用いた「楽しくてためになる糖尿病教室」の普及を目指し, 全国でグループワークやロールプレイを中心とした糖尿病教育ワークショップを実施し, 糖尿病医療スタッフ995名の意識や態度に与える影響を検討した. プログラム内容検討, 参加者の目標設定, グループワークや体験学習の必要性の有無で有意差が認められた. 従来は講義時間が大半を占めていたが, 終了後はグループワークや実技の必要性が再認識された.