著者
笠田 和宏 鳴海 拓志 谷川 智洋 廣瀬 通孝
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.117-122, 2010
参考文献数
10
被引用文献数
2

本研究では,過去の痕跡の残る場所において,過去の様子を体験することを目的としたシステムの構築を行う.このシステムでは,過去の映像の撮影位置推定を行い,その撮影位置において現在の風景と過去の映像を自然に接続することで,過去の体験を可能にする.撮影位置推定手法として現地での推定を可能とするために,3点の特徴点対応から撮影位置を推定する方法を提案した.シミュレーションと実験を通じて提案した手法で精度よく撮影位置推定を行えることを示した.また,撮影位置推定された場所においてウェブカメラで取り込んだ映像と過去の映像とを自然に接続できることを確認した.さらに,被験者を対象とした評価実験により,本システムが過去の状況を知るために有効であることが示された.
著者
笠田 和宏 鳴海 拓志 谷川 智洋 廣瀬 通孝
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告
巻号頁・発行日
vol.34, pp.117-122, 2010

本研究では,過去の痕跡の残る場所において,過去の様子を体験することを目的としたシステムの構築を行う.このシステムでは,過去の映像の撮影位置推定を行い,その撮影位置において現在の風景と過去の映像を自然に接続することで,過去の体験を可能にする.撮影位置推定手法として現地での推定を可能とするために,3点の特徴点対応から撮影位置を推定する方法を提案した.シミュレーションと実験を通じて提案した手法で精度よく撮影位置推定を行えることを示した.また,撮影位置推定された場所においてウェブカメラで取り込んだ映像と過去の映像とを自然に接続できることを確認した.さらに,被験者を対象とした評価実験により,本システムが過去の状況を知るために有効であることが示された.
著者
仲野 潤一 笠田 和宏 西村 邦裕 谷川 智洋 廣瀬 通孝
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.52, no.12, pp.3611-3624, 2011-12-15

本研究では,過去の写真の撮影位置を現地において探索し,ユーザをその地点に誘導し,現在風景への重畳を行うことによって,過去の様子を体験することを目的としたシステムの構築を行った.本論文中で,現在の風景を撮影した画像から3次元再構成を行い,ポイントクラウドを生成したうえで,過去の写真上の点とポイントクラウドを対応付けることで,過去の写真のカメラパラメータを復元し,撮影位置を推定する手法を示した.また,自然特徴点を用いたマーカレスAR技術を用い,現在風景に対しリアルタイムでの過去の写真の重畳を行い,カメラの動きに追随するロバストな重畳が行えることを示した.In our research, we developed a system aim to provide experience of past scenery depicted in past photograph at the place where it was taken. To provide it, the system estimates camera position of past photograph, navigates a user to the place and displays it superimposed on present landscape. Point cloud are generated from present landscape, and estimation of camera parameter of past photograph is obtained by registration of past photograph to point cloud. We employ markerless AR method to superimpose past photograph on present landscape robustly in real-time.