著者
道山 晶子 藤井 暁彦 山田 京平 梅田 智樹 高田 順司 内川 純一 細田 誠也 山口 浩 松山 幸彦
出版者
日本プランクトン学会
雑誌
日本プランクトン学会報 (ISSN:03878961)
巻号頁・発行日
vol.69, no.2, pp.83-92, 2022-08-25 (Released:2022-09-17)
参考文献数
34

In Ariake Bay, catches of the manila clam Ruditapes philippinarum have decreased considerably due to the low rate of larval return to adult habitats, shrinkage of larval networks among each local population, and shortening of the occurrence period of larvae. In this study, we examined the seasonal and annual occurrence trends of planktonic clam larvae and the environmental factors related to the quantity of larvae based on surveys conducted in the Ariake Sea between 2015 and 2018. In the Ariake Sea, emergence peaks with population densities of more than 1,000 m−3 individuals occurred during the spring and fall spawning seasons. In spring, the peak onset often occurred between late April and May, but trends also varied from year to year. In autumn, the peak period was observed at approximately the same time every year, from mid-October to November. The peak emergence of plankton larvae was thought to be related to water temperature.
著者
細田 誠弥
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.330-337, 2004-12-22
被引用文献数
3

食事を中心とした生活習慣の変化に伴い,様々な消化器症状が問題となっている.特にその摂取量において,食物繊維が減少する一方,脂肪食が増加したことによって,便秘と下痢などの便通異常を訴える人が増えている.排便の生理的仕組みとして,(1)胃・結腸反射,(2)結腸蠕動運動,(3)直腸の排便反射,が重要な役割を果たしている.この仕組みのいずれかが障害されると,便通異常がもたらされることになる.また,その原因によって便秘と下痢もいくつかに分類され対処の方法も異なるが,昨今注目を集めている代表的疾患が過敏性腸症候群である.その症状を改善させるには,便通異常が生活習慣病の一症状として表れていることを踏まえると,適切な生活指導が最も重要であると考えられる.

3 0 0 0 OA 便秘と胸やけ

著者
細田 誠弥
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, 2005-06-30
著者
細田 誠弥
出版者
順天堂医学会
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.330-337, 2004-12-22 (Released:2014-11-12)
参考文献数
15
被引用文献数
6 4

食事を中心とした生活習慣の変化に伴い, 様々な消化器症状が問題となっている. 特にその摂取量において, 食物繊維が減少する一方, 脂肪食が増加したことによって, 便秘と下痢などの便通異常を訴える人が増えている. 排便の生理的仕組みとして, (1) 胃・結腸反射, (2) 結腸蠕動運動, (3) 直腸の排便反射, が重要な役割を果たしている. この仕組みのいずれかが障害されると, 便通異常がもたらされることになる. また, その原因によって便秘と下痢もいくつかに分類され対処の方法も異なるが, 昨今注目を集めている代表的疾患が過敏性腸症候群である. その症状を改善させるには, 便通異常が生活習慣病の一症状として表れていることを踏まえると, 適切な生活指導が最も重要であると考えられる.
著者
森近 浩 橋本 隆之 草野 マサ子 細田 誠弥 倉本 孝雄 田村 和子 林 敬民 稲見 邦晃 高桜 芳郎
出版者
順天堂大学
雑誌
順天堂医学 (ISSN:00226769)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.83-89, 2005-03-31
被引用文献数
1

目的:肥満者に胃食道逆流をよく経験する.体格指数と逆流性食道炎発症の相関について検討した.対象:男性548例(平均53.9歳)女性246例(平均62.2歳)の計794例(平均56.5歳)である.方法:肥満は日本肥満学会の基準に準じ,また逆流性食道炎の判定はロサンゼルス分類による内視鏡所見基準に従った.結果:逆流性食道炎発症は非高齢者普通群(男,女)に比し,肥満A群2.2, 1.5と肥満B2.7, 2.0,また高齢者においてやせ2.4,1.9普通A群1.8,0.9普通b群1.9,2.2肥満A群2.6,2.5と肥満B群3.1,2.8各々倍である.結語:逆流性食道炎発症は体格指数が大となり高齢者に多かった.肥満者と高齢者には逆流性食道炎対策が必要である.