著者
羽場 宏光
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.35, no.2, pp.114-120, 2020

筆者らの研究グループでは、理研RIビームファクトリー(RIBF)の重イオン加速器を用いて、応用研究用ラジオアイソトープ(RI)の製造技術開発を進めている。RIBFのAVFサイクロトロン、理研重イオン線形加速器、理研リングサイクロトロンを用いて100種以上のRIを製造し、物理学、化学、生物学、工学、医学、薬学、環境科学の応用研究を展開している。本稿では、将来、核医学治療に期待される銅67とアスタチン211の製造法について紹介する。また、日本アイソトープ協会や科研費「短寿命RI供給プラットフォーム」事業を通じた理研のRI頒布について紹介する。
著者
カソリーノ マルコ 戎崎 俊一 羽場 宏光 ピオトロブスキ- ビクター レフ 東出 一洋 後藤 昌幸 久永 勇 Marco Casolino Toshikazu Ebisuzaki Hiromitsu Haba Piotrowski Wiktor Lech Kazuhiro Higashide Masayuki Goto Isao Hisanaga
雑誌
【B】電力・エネルギー部門 原子力研究会
巻号頁・発行日
2013-09-02

食品の放射線量の測定器LANFOSの開発を行っている。K40のバックグラウンドから、Cs137の存在を検出するために、検出器はサンプルの全周を覆っている。食品サンプルは測定のために加工をする必要はなく、測定後は、調理などに利用できる。ガンマ線測定などの専門家だけでなく、一般人の利用も念頭にデザインしており、簡単にセシウムからの放射線量やサンプルの安全性を測ることができる。