著者
芳村 博実 荒牧 典俊 桂 紹隆 早島 理 能仁 正顕 内藤 昭文 藤田 祥道 乗山 悟 那須 良彦
出版者
龍谷大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

「何が仏説か」という問いは大乗経典の登場によって部派仏教徒から初めて投げかけられたものではない。仏滅後徐々に増大していった初期経典のなかに「善説」であれば「仏説」であるという考えが登場し、アビダルマの学僧たちによって「法性に違わなければ仏説である」と定義されたのを受けて、大乗仏教徒たちは「大乗仏説論」を確立することができた。『大乗荘厳経論』第1章は、最も完成された「仏説論」を展開している。