著者
本田 彰子 正野 逸子 炭谷 靖子 荒木 晴美 赤沼 智子 栗本 一美 菊池 和子 王 麗華 上野 まり 平山 香代子 土平 俊子 川上 理子 藤本 奈緒子 安岡 しずか
出版者
東京医科歯科大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2013-04-01

本研究は、訪問看護師の継続学習と在宅看護学実習における連携融合教育-学習プログラムを開発し、訪問看護事業所と看護基礎教育機関とのユニフィケーションを推進することを目的に実施した。前半では、連携融合教育-学習プログラムに向けて、訪問看護事業所管理者、在宅看護学担当教員に対する学習支援の実態とニーズの質問紙調査、ヒアリング調査を実施した。後半は、連携融合教育-学習プログラムのモデルにつながる研究交流集会、ワークショップを企画実施した。
著者
藤本 奈緒子
雑誌
日本文學
巻号頁・発行日
vol.102, pp.53-69, 2006-03-15

『三人吉三廓初買』は、白波物作者として有名な河竹黙阿弥の代表作である。吉三と名乗る三人の盗賊が義兄弟の契りを結ぶ。彼らは悪党でありながらとても魅惑的で、ある種の美しさを持っていた。華々しさ、気風の良さ。それは悪の美と呼ばれるものであった。しかしこの劇の軸に華々しさはない。犬に呪われた家族、多くの血を吸う刀と金。因果に支配された世界は悲劇に彩られている。劇を分解し一つ一つ検証してゆくことで、作品の魅力のありかはどこか、いわゆる悪の美とは何なのか、『三人吉三廓初買』の本質に迫る。