著者
藤井 輝也 表 英毅 太田 喜元
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SR, ソフトウェア無線 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.69, pp.99-104, 2007-05-24
参考文献数
17

広帯域移動通信において、アダプティブアレイアンテナ、MIMO等の空間処理技術を精度良く評価するためには、電波伝搬損失、電波伝搬遅延時間、電波到来角度を同時に扱える時間・空間電波伝搬モデル(時空間伝搬モデル)が不可欠である。本稿では、UHF帯及びSHF帯の測定結果に基づいて構築した時空間伝搬モデルの概要を紹介する。
著者
藤井 輝也 太田 喜元 中島 潤一 宮島 春弥 徳永 光芳 杉田 洋祐 表 英毅 林 秀樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. RCS, 無線通信システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.113, no.37, pp.19-24, 2013-05-09

災害などで通信障害が発生している携帯電話サービスエリアを迅速に復旧させる様々な取組みが行われている。その取組みの一つとして、係留気球に非再生無線中継装置(リピータ)を搭載した係留気球無線中継システムを開発し、実証実験を実施した。本稿では開発した係留気球無線中継システムの概要について述べる。
著者
表 英毅 藤井 輝也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.389, pp.35-40, 2002-10-11
被引用文献数
10

移動通信において新サービスを創生させ得る有望な技術として、移動体システム内で閉じて利用できる高精度な移動体の位置検出技術がある。著者らは、MUSICアルゴリズムを用いて電波の到来方向を測定し、それに基づいて移動局の方向を推定する方法を提案した。本稿では、基地局で受信する複数の電波(パス)から先頭波を分離して受信し、移動局方向を高精度に推定する方法を提案する。そして提案法の推定精度を実際の伝搬環境を模擬できる時間・空間パスモデルを用いて評価する。
著者
表 英毅 藤井 輝也
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.367, pp.143-149, 2001-10-12
被引用文献数
10

アダプティブアレイアンテナやダイバーシチ送信・受信等の空間処理を精度よく評価するためには時間・空間パスモデルが不可欠である。筆者らは、電波が移動局の周辺の全方向から一様に到来してくると仮定したClarkモデルを拡張した時間・空間パスモデルを提案した。本稿では、移動局周辺の散乱体円盤状に、離散的な反射点を複数設定することで構成する時間・空間パスモデルを提案する。提案したモデルが離散的反射点の数を変えることで様々な市街地での測定結果(伝搬遅延プロファイル、電波の到来角度プロファイル)をよく説明できることを示す。