著者
小池 久 西村 隆司
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.274, pp.44-47, 2001-02-23

入札に抽選方式を取り入れる自治体が後を絶たない。なかでも,談合の根絶に向けて本腰を入れ始めたのが埼玉県。工区分けや共同企業体(JV)の結成だけでなく,入札参加企業の選定にも抽選方式を採用する。この新しい入札方式を中心となって取りまとめた小池氏は,「手っ取り早く談合を防ぐため,偶然性に期待した。建設業界も意識改革を」と語る。
著者
高橋 惇太 葛 甬生 楠本 勝子 西村 隆司
出版者
一般社団法人 廃棄物資源循環学会
雑誌
廃棄物資源循環学会研究発表会講演集 第31回廃棄物資源循環学会研究発表会
巻号頁・発行日
pp.357, 2020 (Released:2020-11-30)

近年開発・実用化が進められている嫌気性アンモニア酸化反応による窒素除去は、特にBOD/Nが低い廃水に対し、従来の循環式硝化脱窒法と比べ省エネルギー、低コストな処理であることから、浸出水中のアンモニア性窒素の除去方法として期待されている。本稿では、焼却残渣や汚泥の埋立て処分を中心とする産業廃棄物最終処分場にて2018年度8月から稼働中の、部分亜硝酸化と嫌気性アンモニア酸化から成る2槽型の窒素除去プロセスDENIMOX®について、運転経過を報告する。 2018年度8月〜2020年度6月までの運転経過により、浸出水のNH4-N濃度の変動や処理水量の増加に対し、部分亜硝酸化、嫌気性アンモニア酸化ともに安定的に維持されていることが確認された。本結果より、浸出水処理において嫌気性アンモニア酸化により安定した窒素除去が可能であることが示された。
著者
吉兼 亨 西村 隆司
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.282, pp.54-57, 2001-06-22

構造物の耐久性を低下させると指摘されながら,生コンクリートに余分な水を加える「加水」がなくならない。その実態を初めて調査したところ,「土木でも加水の要求が多いのは意外だった」。しかも,都市部では100%の生コン工場が加水を求められた経験があり,要求を断るのはわずか数パーセント。
著者
岸 清 西村 隆司
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.307, pp.30-33, 2002-07-12

5月31日,第90代土木学会会長に就任して打ち出したのが,「公共事業に対する不信感の払しょく」。特にマスコミの報道によって誤ったイメージが先行しているとし,「批判するのならもっと冷静に建設的な視点で」と訴える。東京電力で原子力発電所の建設に長年携わってきた経験も踏まえ,広報がいかに重要かを強調。一般社会に向けた「土木の広報」を,学会活動の主要な柱として挙げる。
著者
岡 拓司 西村 隆司
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.313, pp.32-35, 2002-10-11

「そんなことをすれば苦情がどんどん寄せられて大変なことになる。やめた方がいい」。同業他社や役所に反対されながらも「本当の顧客は住民」と考え,工事のたびに住民にアンケート調査を実施。苦情や要求を募って対処している。ねらいは,「苦情を増やして評判の悪い会社を排除すること」。利益にはまだ結び付かないが,得られた信用がなによりの財産。