著者
渋谷 和久
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.533, pp.36-38, 2011-12-12

環太平洋経済連携協定(TPP)交渉には、公共事業の対外開放も含まれる。日本は世界貿易機関(WTO)の政府調達協定に加盟しており、他国と比べて開放が進んでいる。仮に一層の開放が義務付けられれば、外国企業の参入は限定的でも、地域要件の撤廃によって国内企業間の価格競争が激化する恐れがある。(渋谷 和久) TPPをめぐって推進派と反対派の対立が収まらない。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.270, pp.38-41, 2000-12-22

2000年6月20日に福岡市中央区の市営地下鉄3号線薬院工区の建設現場で,地下連続壁の一部に穴が開いて,連壁の内側に土砂が流れ込んだ。現場の上を通る市道が,幅5m,長さ10mにわたって陥没した。事故の推定原因連壁は「ソイルミキシング工法」で施工した。破損部分はジョイント部だったほか,しん材のH形鋼が傾き,規定以上に間隔が開いていた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.213, pp.90-95, 1998-08-14

「毎晩12時,1時過ぎまで話し合った。気づいたら朝だったこともある」。彦根市とまちなみづくり委員会の当時の苦労について,参加した住民や市職員はこう語っている。 彦根城の入り口へ続く京橋通りを,道路拡幅にともない「彦根の城下町らしい街並みに」と提案したのは,1985年当時の井伊直愛なおよし市長。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.343, pp.60-62, 2004-01-09

1990年代以降,危険を伴う災害復旧工事や砂防工事では,遠隔操作で建機を動かす無人化施工が普及している。さらに,2014年ごろには,人が操作しなくても自動的に施工するロボット技術が確立し,現場で使われ始めているかもしれない。 九州地方の山間部を流れるA川の上流域は,切り立ったがけに挟まれた谷になっており,土石流危険渓流に指定されている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.556, pp.30-32, 2012-11-26

山林の谷間に盛られた建設残土が大雨で流出し、土砂が下流の民家を押しつぶした。急な斜面を埋め立てたにもかかわらず、排水施設は未整備。県の土砂条例も国の宅地造成等規制法も適用されず、行政による規制の死角に入っていた。 広島県東広島市で2009年7月、崩れた建設残土で民家が倒壊し、住民1人が死亡した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.409, pp.74-75, 2006-10-13

気象庁発表のデータによれば,1時間当たりの降水量が100mm以上の降水の発生回数は,1986〜95年は年平均2.2回。それが96〜2005年には同4.7回と倍増した。 下表の通り,雨が原因となった可能性のある現場の災害も発生している。法面の崩落による事故が多いが,なかには下水道にたまった雨水が原因で被災した例もある。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.611, pp.50-52, 2015-03-09

常磐道の整備当初の予定から2カ月前倒しとなる3月1日に開通した常磐道常磐富岡インターチェンジ(IC)−浪江IC間。東日本高速道路会社いわき工事事務所の真壁正宏は、現場をピンクに染め上げて完成を急いだ。 きれいに折りたたまれて、ずらりと棚に並んだピン…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.493, pp.36-37, 2010-04-09

政府の2010年度予算が3月24日の参院本会議で可決、成立した。戦後5番目に早い成立だ。ただ、政権交代後初めての通年度予算の編成や国会審議の過程で、様々な問題が浮き彫りになった。 鳩山由紀夫政権は、政府・与党一元化、政府による政策主導を掲げながら、民主党側が実権を握っていることが徐々に明らかになってきた。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.453, pp.13-14, 2008-08-08

7月24日午前零時26分ごろ、岩手県沿岸北部を震源とするマグニチュード6.8(暫定値)の地震が発生し、同県洋野町で震度6強、青森県八戸市など4市町村で震度6弱の揺れを観測した。震源の深さは108kmと深く、プレート内部の岩盤が破壊して地震が起きた。同じく震度6強を観測した6月14日の岩手・宮城内陸地震は、震源の深さが8kmと浅い直下型地震だった。両地震に関連はないとみられる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.393, pp.32-33, 2006-02-10

佐賀県内の道路工事で,施工者が発注者に提出したデジタル写真の中に改ざんの跡があるものが交ざっていた。国土交通省は同様の不正がほかにもあることを懸念し,全国の工事現場約100カ所の写真を集中的に調査した。明らかな改ざん写真は見つからなかったが,国交省は新たな不正予防策の導入を検討するなど,対応に追われている。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.556, pp.40-41, 2012-11-26

今年9月に京浜急行線の脱線事故を引き起こした斜面崩壊。モルタルを吹き付けて金網で覆うなど、安全対策は実施していた。昨年の外部機関による調査でも、緊急対策は不要と判定。しかし、対策済み斜面の上部から土砂が崩壊してきた。 京浜急行電鉄は11月7日、列車を脱線させた9月24日の土砂崩れは、表層よりも深い層から崩れる「深層崩壊」だったと推察されると発表した。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.366, pp.69-70, 2004-12-24

雨が小降りになり,橋の上で電話線を通す塩ビ管の仮置き作業を再開した直後に,稲妻が走り,作業員を直撃した。不安定な天候の中で,現場では大雨への警戒はあったが,落雷の危険性までは認識していなかった。地元で落雷事故の例が少なかったことも,リスクの認識不足につながった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.338, 2003-10-24

今号は,施工管理に携わる50歳代の土木技術者の賃金相場を取り上げる。ほかの職種と同様,30歳代や40歳代に比べて求人数は少ないが,1年前と比べれば増加している。 (財)産業雇用安定センターに50歳代の土木施工管理技術者の求人を寄せた企業は,10月時点で全国で85社あった。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.439, pp.68-71, 2008-01-11

人口3万人のとある市。2010年1月10日夜から11日朝にかけて、この冬一番の大雪が降った。市内で建設会社を経営する渋川誠三(62)は、11日の地元紙夕刊の社会面を見て、恐れていた事態が現実となったことに胸を痛めた。 大雪で救急車が間に合わず、心筋梗塞の男性死亡──。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.450, pp.32-39, 2008-06-27

電車が走る京浜急行線の線路の真上に鉄道高架橋を建設中だ。住宅地に挟まれた現場は線路脇で型枠を組めないほど狭いので、プレキャスト化した柱部材を鉄道高架橋に初採用した。終電後の夜間作業時間は約2時間半。複線の上をまたいでいる直接高架施工機から柱部材を吊り上げ、施工済みのフーチングから伸びた鉄筋と接続する。高架橋は10日間から2週間で1スパン10mが出来上がる。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.425, 2007-06-08

厚生労働省は5月11日,2006年の労働災害発生状況の確定値を発表した。労働災害による死亡者数は,全産業では前年に引き続き過去最少を更新して前年比42人(2.8%)減の1472人だったのに対し,建設業に限れば同11人(2.2%)増の508人だった。全産業に占める建設業の死亡者数の割合は34.5%と,業種別で最も高い傾向は変わらない。
著者
石原 良純
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.573, pp.30-32, 2013-08-12

石原 気象の勉強を通じて強く感じたのは、日本の自然の過酷さです。それは言うまでもなく、国土がある位置や地形に起因する。ユーラシア大陸の東に近接する島国であり、中央に急峻な山岳地帯が走り、雨が多く、といった条件ですね。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.558, pp.12-15, 2012-12-24

死者9人を出す大惨事となった笹子トンネルの天井板崩落事故。現場検証で吊り金具やボルトの一部に腐食が確認されるなか、接着系あと施工アンカーの劣化が事故の原因に浮上している。接着系アンカーの長期引張荷重による限界耐力を把握するのは難しく、経年変化を考慮した設計法はいまだ確立していない。接着系アンカーはコンクリートに埋まっており、点検でも盲点になりやすい。
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.600, pp.18-19, 2014-09-22

日本海側で発生した大規模地震によって、沿岸に最大23.4mの巨大津波が押し寄せる恐れがある──。国土交通省などが設置した「日本海における大規模地震に関する調査検討会」(座長:阿部勝征・東京大学名誉教授)の検討…
出版者
日経BP社
雑誌
日経コンストラクション (ISSN:09153470)
巻号頁・発行日
no.529, pp.48-49, 2011-10-10

9月20日から21日にかけて中京圏や首都圏などの大都市で猛威をふるった台風15号は、東日本大震災に引き続き、都市における災害対策の問題点を浮き彫りにした。 本州に上陸する前から非常に強かった台風の影響を受けて、名古屋市では一時、最大で100万人を超える住民に避難勧告が出た。9月20日に、市内を流れる天白川や庄内川が増水。