著者
下野 泰雄 西田 充 関 八千穂
出版者
公益社団法人 日本セラミックス協会
雑誌
窯業協會誌 (ISSN:00090255)
巻号頁・発行日
vol.95, no.1101, pp.494-502, 1987-05-01 (Released:2010-04-30)
参考文献数
26
被引用文献数
2

This report describes the formation of foam glass made from abundant glassy volcanic ashes existing in south Kyusyu (Kagosima-ken), Hokuriku (Ishikawa-ken), and Hokkaido. A specified batch composition in the system volcanic ash, sodalime-silica glass, and sodium silicate (anhyd.), has been calcinated at 900°C for 10 minutes in an electric furnace to obtain foam glass. This experiment has provided various usefull foam glasses with desired quality, for insulating materials (bulk density: 0.23Mg/m3, thermal conductivity: 0.07W/m·K) and inner or/and outer sawing materials (bulk density: 0.65Mg/m3, thermal conductivity: 0.14W/m·K). All volcanic ashes used in this experiment has satisfied requirements for raw materials. When the six definite straight lines are extrapolated to find by plotting the physical properties (bulk density, thermal conductivity, average pore diameter) of foam glass on various amounts of the soda-lime-silica glass at the right-angled coordinates definates x-axis as the amount of sodium silicate (anhyd.) including the glass batch, and y-axis as the physical properties, every lines intersected and converged on one point. When the intersectional coordinates are the bulk density and thermal conductivity of foam glass, all the values of x-axis are the same. And, when the intersectional coordinates are the average pore diameter of foam glass except Sample No. 2, all the values of y-axis are the same. It was found that all the glassy volcanic ashes used in this experiment have essentially the same property ranging from south Kyusyu to Hokkaido.
著者
西田 充征 濱崎 千賀子 平田 未来子 小塚 みち子 林 和江
出版者
九州理学療法士・作業療法士合同学会
雑誌
九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 (ISSN:09152032)
巻号頁・発行日
vol.2006, pp.73, 2006

【はじめに】<br>平成16年10月より熊本市中央地区の公立保育園にて、発達に不安を抱える保護者とその児を対象に児童デイサービス事業(以下児童デイ)が実施されている。児童デイにOTも関わり、保育士などの他職種と連携を図り療育を行っている。今回、児童デイでのOT活動の経過もふまえ保護者に対してアンケートを実施した。活動に対する保護者の満足度と今後の児童デイにおけるOTの課題について検討したので報告する。<br>【療育内容】<br>月曜日_から_金曜日の週5日間活動。定員は一日5名程度。対象児は、0歳児から就学前の支援費受給者証を持つ児童で、基本的に母子通園を原則とする。午前9時30分登園、諸活動・昼食を行い母子は午後1時に降園。スタッフは保育士のほかOTもしくはST等の1日2名。「一人ひとりの子供の成長発達を見極め、子ども自身のもつ育つ力を支え、伸ばすと共に親子のふれあいを大切にする」を療育目標としている。<br>【OT活動】<br>activityは週1回実施。自閉性障害を伴う情緒障害児が大半。オープングループにて実施し、可能な範囲で児を活動に参加させる。活動時に個別療法は行わず、必要に応じて援助・指導を行う。OTは40分程度の時間を頂き活動を行う。平成17年4月から平成18年3月まで6テーマ(シャボン玉遊び・紙遊び等)の活動を実施した。微細運動を促し、遊び時の児の姿勢に対しても着目できるように活動の企画を行い、個別課題を目的とした遊びと、集団で行う粗大運動の遊びを実施した。活動における発達的関わりを明確にするため、保護者に対して活動の目的・遊びの効果を説明・提示を行い、理解を促した。また、保護者に対し「おしゃべりサロン(講話)」の時間を頂き、目と手の協調性に関わるテーマで治療的側面の理解を図り、家庭でもできる遊びの提供を行った。<br>【結果】<br>活動に対し、未経験な感覚や対象物に適応できず拒否を示す児もみられたが、殆どが保護者及びスタッフの援助にて、活動に対し興味を示す児が多くみられた。アンケート結果においては「OT活動の目的を理解できていますか?」理解している53.8%・少し理解している38,9%。「OT活動に満足していますか?」満足している77,3%・普通13,6%・不満4,5%。「OTについて理解していますか?」理解している38,7%・少し理解している76,9%と結果を得た。<br>【考察】<br>保護者から「家庭では行えない遊びなので楽しい」「遊びの幅が広がった」「色々な動きがあるのでよい」と意見を頂いた。活動の企画において対象が絞りにくいが保育士との検討で、児の反応を導きやすい遊びを提示できていると考えている。多くの経験と共に、児の反応が食事場面においてスプーンの握りが、つまみへ移行し、箸へと移行する児もみられた。活動においては、保護者から姿勢や生活動作についての相談内容もきくことができた。今後活動場面を通し、児同士の相互作用の働きについて分析をすすめ、保護者へ集団での関わりについての理解を深めたいと考える。
著者
西田充広著
出版者
翔泳社
巻号頁・発行日
2010