著者
林 浩之 池上 昂平 赤峰 修一 市來 龍大 金澤 誠司
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集 平成25年度電気関係学会九州支部連合大会(第66回連合大会)講演論文集
巻号頁・発行日
pp.217, 2013-09-13 (Released:2016-01-17)

水中放電で生成されるOHラジカルは高い酸化力を有し、従来の水処理では対応することができなかった難分解性の有機化合物を分解することができる。本研究では水中放電で生成されたOHラジカルと過酸化水素の計測を試みた。水中放電は針対球電極を使用し,パルス高電圧を印加して発生させた。OHラジカルの定量にはテレフタル酸二ナトリウムを使用する化学プローブ法を用いた。過酸化水素の定量には硫酸チタン比色法を用いた。過酸化水素はおもに水中放電によって生成したOHラジカルの再結合により生成すると考えられている。化学プローブ法によるOHラジカルの推定量を過酸化水素の濃度から算出した量と比較して検討も行った。
著者
吉村 仁志 門田 直也 赤峰 修一 大久保 利一
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.210-211, 2010

我々の研究室では,液体を使わない全固体によるEC素子の作製を目指している.全固体型EC素子では液漏れや発火の恐れがなく,素子の厚さを薄くすることが出来る.これに使われる透明電極をこれまではITO薄膜によって作製, 研究してきた.しかし,ITOに含まれるインジウムの生産量は世界的に限られていることや,それにともなう価格の高騰などの問題がある.そのためITO以外の材料でも透明電極の作製を目指している.新しく透明電極として使用するための素材として酸化亜鉛アルミニウム(AZO)に注目した.PLD法によってAZOの薄膜を作製,研究した.