著者
越川 靖子
出版者
湘北短期大学
雑誌
湘北紀要 (ISSN:03859096)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.161-176, 2013-03-31

最近、活気のある市場としてコンテンツやキャラクターが挙げられるほどに、国内だけでなく国外でも支持を得ている。これにより多くのモノに何かしらのキャラクターが付されることが多く、製作者も消費者もキャラクターの根本的な存在理由を考えずに、ただキャラクター商品を市場に投入しているように見受けられる。よって、消費者にとってキャラクターは全てキャラクターであってそれ以上それ以下でもないもの、つまりコンテンツ、キャラクター、ブランドといった表現として、各々受け取られていないのではないかという疑問がある。本稿ではキャラクターをその根本的な存在理由を基に分類した上で、最近特に盛り上がっているゆるキャラとブランド化についても触れている。
著者
越川 靖子
出版者
湘北短期大学
雑誌
湘北紀要 (ISSN:03859096)
巻号頁・発行日
no.32, pp.155-167, 2011-03-31

「ながら」が当然になったことから、TVCM におけるBGM は消費者にとって映像よりも重要な情報伝達およびコミュニケーション手段になったと考えられる。音楽はムード作りや感情に大きく影響を与え記憶に残りやすくなる。つまり、日本人の好む音楽的特徴を明らかにすることで、記憶に残りTVCM の内容や印象を消費者へ訴求しやすくなるといえる。 海外文献レビューを行うと、英語は強弱アクセントであることや音符に言葉をのせやすいことから音楽的要素のみで実証研究を行っている。しかし、日本語は高低アクセントや1 語1 音といった違いがあるため、本稿では音楽的特徴および日本語的特徴を併せて実証研究を行った。