著者
貝辻 正利 北後 明彦
出版者
一般社団法人 地域安全学会
雑誌
地域安全学会論文集 (ISSN:13452088)
巻号頁・発行日
vol.17, pp.63-71, 2012-07-27 (Released:2018-04-16)
参考文献数
5
被引用文献数
1

To clarify the mechanism of how a crowd accident occurs, phenomena in a high-density crowd accumulation were analyzed based on videos of extra-high-density crowd accumulation, crowd disaster investigation committee's reports and observation of high-density crowd phenomena of large-scale events. When the crowd density reaches 8 persons per square meter or so, crowd shock waves of 20 cm to 60 cm will occur due to the fluctuating density and pressure distribution in the crowd. When the density reaches 10 persons per square meter or more, people feel a surge of panic because of a fear of being crushed, possibility of crowd disaster will be higher with complicated critical crowd shock waves.
著者
末次 正寛 辻 正利 谷川 義之 南部 紘一郎 西岡 將美
出版者
鈴鹿工業高等専門学校
雑誌
紀要 (ISSN:02865483)
巻号頁・発行日
vol.46, pp.9-16, 2013-02-28

弓道に使用される和弓は複数の材料を組み合わせた複合構造材であり,それらの接着層が弓の湾曲によって発生する応力で剥離する場合がある.本研究では,木材とカーボンファイバーで構成された初級者・中級者用の和弓を対象とし,弓幹内部の境界層に生じるせん断応力を実験ならびに有限要素法(FEM)によって解析した.その結果,せん断力は弓の下端部において最大となり,かつその部分の内側の境界層で最大のせん断応力が発生していることがわかった.また,実験値と FEM解析値は概ね一致しており,作成した FEM大変形解析プログラムの有効性が示された.
著者
竹内 洋一郎 石田 良平 辻 正利
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
日本機械学會論文集. A編 (ISSN:03875008)
巻号頁・発行日
vol.48, no.430, pp.747-757, 1982-06-28
被引用文献数
2

有限円柱の一つの端面に偏心円形熱源のある問題は,平面熱応力問題として解決できない厚肉円板の,一方の平たん部の境界面に偏心円形熱源の問題ともなり,工業上有用性が多い.この問題は完全ないわゆる三次元熱応力問題による解析によらねばならない.本研究は熱弾性変位ポテンシャル,ミッチェルおよびブシネの関数の三者に関する熱弾性基礎方程式を解いて,非定常熱応力分布を求めた.