著者
遠山 毅 松本 勉
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 D (ISSN:18804535)
巻号頁・発行日
vol.J94-D, no.6, pp.957-967, 2011-06-01

ステガノグラフィは,通信している事実を第三者に悟られないことを目的とし,無害なデータに真に伝えたい情報を埋め込む技術である.広く使われる可能性のあるXML文書はステガノグラフィの媒体として魅力的であり,その研究においては,埋込手法の埋込効率性の評価に加え,埋込の検出攻撃に対する安全性も評価する必要がある.本論文は,オフィススイート文書保存形式の一つであるODTファイルを,幅広く用いられるXML文書の例として埋込媒体に採用する場合,既存の埋込手法により達成し得る安全性の評価を行う.また,ODTファイルの編集ソフトウェアがODTファイルに与える特徴を考慮した新たなステガノグラフィの埋込手法を提案する.更に,この提案手法は既存の手法に比べ高い安全性をもつことを確認する.
著者
上野 弘 宣 麗 遠山 毅 宮下 哲哉 内田 龍男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EID, 電子ディスプレイ
巻号頁・発行日
vol.97, no.337, pp.29-34, 1997-10-24

ラビングした高分子配向膜上の液晶分子の配向機構に関して様々な研究報告がなされているが、いまだに十分に明らかになっていない。本研究ではFT-IR法を用いて赤外吸収異方性を測定することにより、配向膜表面の液晶のオーダーパラメータを決定し、ラビング強度と表面のオーダーパラメータの関係を求めた。その結果、筆者らはははじめて液晶のオーダーパラメータは表面に近づくにつれて減少し、表面ではラビング強度が十分大きくてもバルクに比べて著しく低いことを明らかにした。
著者
上野 弘 宣 麗 遠山 毅 宮下 哲哉 内田 龍男
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.21, no.62, pp.29-34, 1997-10-24

ラビングした高分子配向膜上の液晶分子の配向機構に関して様々な研究報告がなされているが、いまだに十分に明らかになっていない。本研究ではFT-IR法を用いて赤外吸収異方性を測定することにより、配向膜表面の液晶のオーダーパラメータを決定し、ラビング強度と表面のオーダーパラメータの関係を求めた。その結果、筆者らはははじめて液晶のオーダーパラメータは表面に近づくにつれて減少し、表面ではラビング強度が十分大きくてもバルクに比べて著しく低いことを明らかにした。