著者
加藤 圭介 野沢 和典 山下 洋一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.124, pp.223-228, 2003-12-18

本報告では、日本人英語学習者の英文発話における韻律を自動評定する手法について述べる。学習者と英語母語話者の発話を比較し、基本周波数、パワー、発話長の類似度を算出して韻律パラメータとする。2つの発話を比較する際には単語や単語境界部などさまざまな比較単位ごとに比較し、比較単位による結果の違いを考察した。また、基本周波数とパワーに関してはパターン距離などの従来手法に加え、回帰曲線近似誤差を用いた評定手法を提案し、評定結果の妥当性を検証した。さらに、複数の韻律パラメータを組合せ、学習者発話の韻律を評定するモデルを作成した。In this paper, we describe techniques to score prosody of sentence speech uttered by English learners. Based on the comparison between learners' speech and native speaker's speech, we make prosodic parameters by calculating the similarity of learners' speech and native speaker's speech about F0, power and duration. The comparison is carried out every comparison unit, such as a word, a word boundary, and so on. We try a new scoring measure in terms of approximate error of regression fitting, as well as pattern distance, for F0 and power. Moreover, we make a multiple regression model for scoring prosody of English learners' speech by combining two or more prosodic parameters.
著者
加藤 圭介 野沢 和典 山下 洋一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.519, pp.223-228, 2003-12-11
被引用文献数
1

本報告では、日本人英語学習者の英文発話における韻律を自動評定する手法について述べる。学習者と英語母語話者の発話を比較し、基本周波数、パワー、発話長の類似度を算出して韻律パラメータとする。2つの発話を比較する際には単語や単語境界部など様々な比較単位ごとに比較し、比較単位による結果の違いを考察した。また、基本周波数とパワーに関してはパターン距離などの従来手法に加え、回帰曲線近似誤差を用いた評定手法を提案し、評定結果の妥当性を検証した。さらに、複数の韻律パラメータを組み合わせ、学習者発話の韻律を評定するモデルを作成した。