著者
宮崎 あゆみ 野澤 俊介 フルカワ ギャビン
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2018, 2018

In this paper, we explore the discourse and performance of <i>josou</i>, 'men dressing as women,' based on our ongoing qualitative research on participants in university <i>josou</i> contests. We argue that these participants turn <i>josou</i> into diverse technologies of the self (Foucault 1988) through refashioning their own language and body and mobilizing a network of expertise and social relations for their labor of transformation.
著者
野澤 俊介
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.2016, 2016

マリノフスキーが発案した「交感」概念を言語人類学、とりわけ記号論的視点から再考し、交感性に分析の眼差しを向けることが「やりとりの人類学」における方法論的、理論的枠組みへどのように寄与するのかを考察する。ヤコブソンのコミュニケーション「機能」論による記号論的整理を背景に、近年取りざたされつつある交感性に関する議論を鑑みながら、交感性に重点を置く言語観の実例としてアメリカと日本からのケースを紹介する。