著者
高藤 清美 上野 寛仁 根本 純一 金子 正夫
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会年会論文集 35 (ISSN:21863628)
巻号頁・発行日
pp.454-455, 2011-08-23 (Released:2018-05-16)
参考文献数
4

バイオ光化学電池は、バイオマス(バイオ系廃棄物を含む)と光を組み合わせることで、バイオマスを分解し、さらに電気エネルギーを取り出すことのできる、新しいタイプの光化学電池である。バイオマスの分解・浄化とエネルギーの生成を同時にできることから、資源・エネルギー教材として興味深いものがある。バイオ光化学電池は様々なバイオマスを使用することが可能であるため、それぞれの結果を定量的に比較することで、資源・エネルギーに対する考え方を深めることができると期待できる。本研究では、教室での定量的な実験のために必要となる、光源の検討、出力電力の評価方法の検対等をおこなった。発表では実演をおこなう予定である。
著者
城石 英伸 鈴木 和久 瀬尾 美智子 時田 澄男 金子 正夫
出版者
Society of Computer Chemistry, Japan
雑誌
Journal of computer chemistry, Japan (ISSN:13471767)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.37-46, 2002-03-15
参考文献数
14
被引用文献数
2

さまざまな消光剤濃度における減衰曲線を13種類のモデルで解析するため,減衰曲線の消光剤の濃度に対する関数を導出し,GAUSS-NEWTON法により解析するプログラム"Q-ChanG4(QuenCHingANalyzerG4)"を作成した。同時にStern-Volmer plotによる解析も行えるようにし,不均一系における消光機構の解析が容易にできるようにした。また、ポリエチレングリコール中でのRu(bpy)<SUB>3</SUB><SUP>2+</SUP>の発光のMV<SUP>2+</SUP>による消光反応を研究した結果、消光機構はModel 10によく一致し、ポアソン分布型の静的消光と、動的消光の複合型の消光機構であることが明らかとなった。また、この系においては二次消光速度定数が2×10<SUP>8</SUP>M<SUP>-1</SUP>s<SUP>-1</SUP>と水中と同程度に大きく、局部的な分子運動が水中と同程度おこっていることが明らかとなった。