著者
鈴木 了司 小津 茂弘 会田 忠次郎 武井 伸一
出版者
一般社団法人 日本農村医学会
雑誌
日本農村医学会雑誌 (ISSN:04682513)
巻号頁・発行日
vol.21, no.5, pp.491-495, 1973-03-01 (Released:2011-02-17)
参考文献数
5

埼玉県北西部の秩父市において, 1970年頃より水田皮膚炎が発生し, その臨床症状等からセルカリアの皮膚侵入によるものと考えられた。水田棲息の貝類に寄生のセルカリアの有無を検査したところ, ヒラマキモドキより, Schistosomatidaeに属すると考えられる岐尾セルカリアを見出し, 感染実験でも人体皮膚に侵入することが認められ, このセルカリアが水田皮膚炎の原因になっていることを明らかにした。このセルカリアは, Gigantobilharzia sturniaeに類似しており, 埼玉県では東部において, ヒメモノアラガイを中間宿主とする種類と北西部における本種と, 少なくとも2種の鳥類住血吸虫のセルカリアによる水田皮膚炎が存在している。
著者
鈴木 了 佐武 憲二
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.551-554, 1969
被引用文献数
1

ピール, サイダー, 水についての気温による最適飲用温度を調査した。Thurstone's case V型構造に基づく一対比較法による官能検査を実施し, 解析後, その好みの度合を尺度化した。その結果, 気温が高くなるにつれて最適飲用温度は逆に低下する傾向, および品温に対する好みの度合が強くなる (好き嫌いがはっきりしてくる) 傾向が認められた。湿度を極端に高くすると強い不快感のために判別能力を失い, うまさが判らなくなることも認められた。
著者
鈴木 了 佐武 憲二
出版者
公益財団法人 日本醸造協会
雑誌
日本釀造協會雜誌 (ISSN:0369416X)
巻号頁・発行日
vol.64, no.6, pp.551-554, 1969-06-15 (Released:2011-11-04)
参考文献数
5
被引用文献数
1 1

ピール, サイダー, 水についての気温による最適飲用温度を調査した。Thurstone's case V型構造に基づく一対比較法による官能検査を実施し, 解析後, その好みの度合を尺度化した。その結果, 気温が高くなるにつれて最適飲用温度は逆に低下する傾向, および品温に対する好みの度合が強くなる (好き嫌いがはっきりしてくる) 傾向が認められた。湿度を極端に高くすると強い不快感のために判別能力を失い, うまさが判らなくなることも認められた。