著者
鈴木 崚太 長野 克則 外川 純也 鍋島 佑基
出版者
公益社団法人 空気調和・衛生工学会
雑誌
空気調和・衛生工学会大会 学術講演論文集 平成27年度大会(大阪)学術講演論文集 第4巻 通風・換気 編 (ISSN:18803806)
巻号頁・発行日
pp.9-12, 2015 (Released:2017-11-15)

室内空気質の保持と省エネルギー性の向上を目的として静止型全熱交換換気システムが導入されている。静止型全熱交換器の熱交換素子には、高い水蒸気透過性能と室内汚染物質に対するガスバリア性が必要とされている。本報では全熱交換素子として用いられているビスコース加工紙と、高い透湿性能を持つ種々の透湿膜の透湿性能と臭気物質の移行性について評価を行った。また、試験の安定性の向上を目的として新たな臭気移行試験の装置を提案した。
著者
竹山 大基 岩城 智香子 渡邉 勝信 飛松 敏美 鈴木 崚 中丸 幹英
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2012, 2012

既設の沸騰水型原子炉の安全性向上を目的として、残留熱除去系の多様化を狙ったシステムの開発を行っている。このシステムでは低い位置にある貯水域から高い位置にある循環ポンプまで水を汲み上げるために、ブースターとしてジェットポンプを利用する。本研究では、この循環システムの成立に必要なブースタージェットポンプのキャビテーション数を調べるために試験を行った。試験体系は貯水域に設置したブースタージェットポンプと循環ポンプの高低差が約9mの循環試験ループとした。配管系の圧力損失を制御しM比(=吸込み流量/駆動流量)を0.0から1.4まで変化させることで、ブースタージェットポンプのMN特性を把握した。また、貯水槽内の圧力を制御しキャビテーション数を1.06から5.05までの範囲で変化させることで、キャビテーション数は1.57以上必要であることがわかった。