著者
鈴木 重人 池田 典子
出版者
日本教科教育学会
雑誌
日本教科教育学会誌 (ISSN:02880334)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.41-45, 1992

わが国には「以上」「以下」という語いがあるが、一般には気軽にまたは不用意に使用されることが多い。本来「以」には「と」とか「ともに」という意味がある。例えば、「5以上」は「more than 5」ではなく「5以下」は「less than 5」ではない。児童は2年生算数の授業で不等号記号を、4年生国語で漢字の「以」を、6年生算数で「以上」・「未満」の併用を学習する。しかし、学校で正しく習得した知識が、彼らの成長の過程でテレビ、ラジオ、雑誌などの影響により、あいまいになりがちとなる。学校教育では「以上」・「以下」の併用は禁物であることを力説する必要がある。児童・生徒は「以上」・「未満」の併用の学習と同時に、実用法律用語にみられる「超」・「以下」の併用をも学習するよう指導されることが望ましい。
著者
鈴木 重人 伊藤 正裕 杉浦 孜
出版者
Japan Association of Mineralogical Sciences
雑誌
岩石鉱物鉱床学会誌 (ISSN:00214825)
巻号頁・発行日
vol.71, no.7, pp.183-192, 1976-07-05 (Released:2008-08-07)
参考文献数
3
被引用文献数
3

本鉱物は,三波川帯中の各種銅鉱物をともなう蛇紋岩体の割れ目より発見された。細かな針状ないし長柱状をなし,特徴的なsky-blueの色を呈する。構造式(C=1)として, Mn0.019Ni0.231Cu7.770(SO4)3.904(CO3)(OH)6.232・48.4H2O または, (Mn,Ni,Cu)8(SO4)4(CO3)(OH)6・48H2Oをもつ。 本鉱物の光学的性質, X線回折,電子線回折, DTA-TG, IRパターンに見られる諸性質について報告した。また,産状の違いにより, X線回折およびDTAパターンに僅かな違いが見られ,これらについても検討した。 Nakauri, Shinshiro, Aichi Prefecture愛知県新城市中宇利
著者
鈴木 重人
出版者
日本教科教育学会
雑誌
日本教科教育学会誌 (ISSN:02880334)
巻号頁・発行日
vol.9, no.2, pp.51-60, 1984-07-25

今日の日本の教育は厳しい批判を受げている。中学校での「暴力」については種々議論されている。 1982年4月19日付朝日新聞での「英語不得意者同盟」の調査によると,大部分の中学生は英語の授業に失望している。そして,彼等の希望のうちの1つ「英語が話せたらいいな」は87%もある。筆者は,我が国中学校英語教科書3種を選び,理科関係の単語の種類とその配列につき調査した。日常生活になじみ深い単語・その有機的配列は生徒を楽しませ,「おちこぼれ」を防ぐ一助ともなろう。亀は混乱をさけるためTurtleの記載がよかろう。