著者
長谷川 宏之
出版者
日本DDS学会
雑誌
Drug Delivery System (ISSN:09135006)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.54-62, 2022-01-25 (Released:2022-04-25)
参考文献数
17

バイオベンチャーは生命科学・医療の進展や製薬産業の隆興に「不可欠」な存在である。また、ベンチャーを取り巻くエコシステムの形成も重要である。ベンチャーキャピタル(VC)がベンチャーの起業を促し「不確実」な事業ステージに対しリスクマネーとして投資を行い、「不連続」な事業成長を支える。国内のベンチャーエコシステムにはさまざまなネガティブな「不」が存在するが、各プレイヤーはそれらの成長を期待し「不撓不屈」の意志で取り組んでいる。ベンチャーの起点となるアカデミアでの創薬研究は、目の前にいる患者を治したいという想いが原点であり、強いアンメット・メディカル・ニーズがある。VCとしてアカデミア技術の社会実装の動きに注目し「不」に応えていきたい。
著者
長谷川 宏之
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.243-245, 2016 (Released:2016-03-01)
参考文献数
9

バイオベンチャーの盛り上がりムードは2004年頃にピークを迎えたが、バイオベンチャーは2005年頃からの株式市場での上場バイオベンチャーに対する評価見直し,ライブドア事件に端を発した新興株式市場への不信感による株価下落および世界金融危機により厳しい時代を経験した.その後,2012年の山中伸弥博士によるノーベル賞受賞,アベノミクスによるライフサイエンス分野に対する各種施策等から,最近はその盛り上がりを戻しつつある.薬学・製薬企業出身のベンチャーキャピタリストが、大学発バイオベンチャーに対する投資検討する上でどのような観点でその技術・事業を見ているのかを紹介した.