- 著者
-
阿草 哲郎
- 出版者
- 熊本県立大学
- 雑誌
- 若手研究(A)
- 巻号頁・発行日
- 2016-04-01
本研究の結果、以下のことが明らかとなった。①本研究の実験条件(ヒ素濃度100μg/L、6ヶ月の飲水曝露)において、マウスではヒ素-代謝-毒性の関係を明確にすることができなかった。②ミャンマーの地下水から高濃度のヒ素ならびマンガン、ウランが検出され、これら元素による複合汚染とヒトへの影響が危惧された。③フィリピン人・ミャンマー人のヒ素代謝酵素AS3MT遺伝子多型をみたところ、ヒ素代謝能力の高いタイプが多いことが明らかとなった。