著者
阿部 文一
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.562-565, 2009-12-20 (Released:2017-06-30)
参考文献数
4

電気化学がイオンの存在や挙動を徐々に明らかにして行った。水溶液中ではイオンは水和しており,水溶液の電気伝導率と溶液中のイオンの移動に密接に関係している。中和反応の進み方と伝導率および酸塩基滴定などについて実際の測定を念頭に置いて解説する。
著者
阿部 文一
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.57, no.12, pp.562-565, 2009
参考文献数
4

電気化学がイオンの存在や挙動を徐々に明らかにして行った。水溶液中ではイオンは水和しており,水溶液の電気伝導率と溶液中のイオンの移動に密接に関係している。中和反応の進み方と伝導率および酸塩基滴定などについて実際の測定を念頭に置いて解説する。
著者
阿部 文一
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.88-91, 2007
参考文献数
6

液体と気体,液体と液体(例えば有機溶媒と水),固体と液体などの境界には,必ず界面が存在する。界面の科学は古くから知られているが,今だに解明されていない点も多い。本企画では,界面化学の基礎から最新情報までを4回の連載にて解説する。ここでは,界面張力の発生のメカニズムとエネルギーの状態について概観し,特に気体-液体界面の張力についてと,測定方法の代表的なWilhelmy法について原理を述べる。また,ぬれについても基礎的なことを述べる。
著者
高津戸 秀 糸川 恵美子 阿部 文一 鳴海 安久
出版者
Japan Oil Chemists' Society
雑誌
日本油化学会誌 (ISSN:13418327)
巻号頁・発行日
vol.49, no.7, pp.727-730,735, 2000-07-20 (Released:2009-11-10)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

エノコログサ属植物に含まれるステロールのガスクロマトグラフィーによる定量を行った。アワ (Setaria italica) では, シトステロールは種子, 葉, 茎及び根の各器官においても最も多く含まれていた。また, シトスタノールは種子に局在し, スティグマステロールは葉及び茎に局在していた。エノコログサ (S. viridis), オオエノコロ (S. X pycnocoma) 及びキンエノコロ (S. glauca) についても種子, 葉, 茎の器官別にステロール含量を解明した。シトスタノールはこれら3種において, アワよりは少ないながらも検出された。オオエノコロの種子, 葉, 茎における主要植物ステロール (カンペステロール, スティグマステロール及びシトステロール) の含量はアワのそれと良く似ていた。キンエノコロとエノコログサでは, 葉及び茎での主要ステロール含量は種子と比べて著しく少なく, アワやオオエノコロの葉及び茎の主要ステロール含量とは大きく異なっていた。同じイネ科エノコログサ属植物において, このような相違点が見られたことは化学分類的に興味深い。