著者
須藤 祥代
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.59, no.2, pp.186-190, 2018-01-15

これまでの授業およびカリキュラムを見直し,より学習が加速するように加速学習の一つであるアクセラメンツを導入し,授業改善の実践を行った.学習サイクルを意識したカリキュラムや授業のデザインを行うことで,主体的・対話的で深い学びを行うよう設計し,実施した.また生徒自身が学習の質を向上させるために,アセスメントの方法や内容の改善を行った.自己・他者・場の視点を意識したアセスメントを実施したり,学びに向かう態度として受容的・生成的・継続的態度へと変容できるようなルーブリックを作成した.アクセラメンツの学習サイクルを導入し,それに対応したアセスメントを実施することで,生徒の変容を促すことができたと考える.
著者
須藤 祥代
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.64, no.1, pp.19-25, 2022-12-15

本稿では情報Iの事例を取り上げている.1つ目が,単元の導入で実施している基礎知識を学習する協働学習で,主体的・対話的な学びにより,学びを人生や社会に生かそうとする態度を養うための授業デザインである.もう1つが,得た知識・技術を活用してよりよい社会を創ることを意識して思考・判断・表現をする授業デザインとして,PBL(課題解決学習)を実施しているデータの活用と情報デザインの各分野の事例である.学習サイクルを何度も回し徐々に質の高い理解を図っていくことで,知識の量を削減せず,質の高い理解を図るための学習活動の質的改善をしており,カリキュラムマネジメントや授業時数に応じた授業デザインも紹介している.
著者
須藤 祥代
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.61, no.8, pp.862-864, 2020-07-15

教科「情報」の「情報の科学」と「総合的な探究の時間」の授業を連携し,「情報の科学」で学習した知識・技術・態度を,総合的な探究の時間で活用できる知識・技術・態度にしていくようなカリキュラムマネジメントを行った.「情報の科学」では,年間を通じて問題解決学習を行っており,その一例としてPBL(課題解決学習)形式でのアンケート実習をグループで行っている.「総合的な探究の時間」では,個人で卒業研究を行い,調査研究等について専門家や第3者からのフィードバックを得て研究を深めるための1つの方法として,中高生情報学コンテストに応募した.今回は,これらの一連の活動や学びのデザインについて考察を行った.