著者
長谷川 翔平 安住 壮紀 橋本 修 風間 保裕
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.109, no.77, pp.19-23, 2009-06-04
参考文献数
13
被引用文献数
8

本研究では直線偏波を利用する衛星通信移動局用アンテナとして,コニカル状ビームをもつ反射板付きダイポールアンテナを互いに直交させたクロスダイポールアンテナを提案する.そして,これを用いた19素子配列アンテナのビーム走査特性に関して,電磁界シミュレータを用いた解析的検討を行う.具体的には,まず素子アンテナの検討を行い,本アンテナが半球面状に互いに直交する偏波をもち,かつコニカル状の放射パターンを有することを示す.次に,この素子アンテナを用いて19素子アンテナを構成し,ビーム走査特性に関して検討を行う.
著者
歌川 尚明 須田 保 風間 保裕 森田 長吉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.579, pp.65-68, 2003-01-16
被引用文献数
2

マイクロストリップ線路(MSL)給電パッチアンテナの複雑なMSL給電部分を簡単な同軸線路給電モデルで近似し,この部分を含めた全体構造をFDTD解析する方法を提案している.またこの方法を既開発のETC用パッチアンテナに適して放射特性を解析し,その妥当性を検証している.
著者
森田 長吉 趙 海波 風間 保裕 手代木 扶
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播
巻号頁・発行日
vol.96, no.35, pp.21-26, 1996-05-16
被引用文献数
1

円形および円筒形を主形状とする構造に対する散乱問題やアンテナ問題の解析に適切である円柱座標FD-TD法について,具体的計算アルゴリズムを詳細に検討している.基本計算アルゴリズムについては座標系の違いを除けば直角座標のFD-TD法と全く同様である.本稿ではBerengerのPML吸収境界条件を円柱座標で適用できるようにするとともに,同軸励振のFD-TDモデル化法を新しく提案している.本アルゴリズムの適用例として高誘電率基板円偏波円筒型マイクロストリップアンテナを取り上げ,その放射特性を解析検討した結果についても述べている.