著者
岡田 純卓 押本 浩一 飯田 智広 片貝 堅志 下田 隆也 増田 淳 松本 純一 荒井 泰道
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
雑誌
Progress of Digestive Endoscopy (ISSN:13489844)
巻号頁・発行日
vol.65, no.2, pp.60-61, 2004-12-01 (Released:2014-01-28)
参考文献数
4

次亜塩素酸ナトリウム水溶液誤飲による食道炎では,多くの市販品は3%前後と低濃度である為,狭窄を生じることは少ないとされている。今回,高濃度のものによって腐食性食道炎から食道狭窄を生じることを経験したので文献的考察を加えて報告する。
著者
安岡 秀敏 丸山 秀樹 古謝 亜紀子 飯田 智広
出版者
The Japanese Society of Gastroenterology
雑誌
日本消化機病學會雜誌. 乙 (ISSN:13497693)
巻号頁・発行日
vol.111, no.1, pp.92-97, 2014

症例は69歳,男性.車を運転中に電信柱のワイヤーに乗り上げ横転.シートベルトは装着しており,表面的外傷や疼痛なくそのまま帰宅した.事故後6時間経過して嘔気・黒色便・吐血があり来院.CTで胃内に造影剤の漏出と思われる所見があり,緊急内視鏡検査を施行.噴門直下小彎に粘膜裂傷および活動性出血を認め,内視鏡的止血術を行った.鈍的外傷による胃損傷の頻度は少なく,内視鏡的止血術を行った症例はまれであり,報告する.<br>