著者
岩橋 大希 亀山 高範 高木 直行
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2013, 2013

原子炉内で中性子照射により水銀から金に核変換する技術(原子炉錬金術)の開発を進めた。原子炉内の水銀の配置と装荷量などから、金の生成量と核的な成立性を炉心計算コードを用いて定量的に評価した。
著者
岩橋 大希 高木 直行
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集 2012年春の年会
巻号頁・発行日
pp.231, 2012 (Released:2012-03-27)

原子炉の中性子を利用して水銀から金を製造する核変換技術(原子炉錬金術)の検討に着手した。原子炉内に水銀を被覆管に封入した状態で装荷する事による反応度影響と金の製造量の評価を行い、水銀装荷量を増やすと金の生成量が増加したが、生成効率が下がるという知見を得た。
著者
向山 武彦 平川 直弘 高橋 博 滝塚 貴和 木村 逸郎 小川 徹 小寺 正俊 安俊 弘 若林 利男 原田 秀郎 井上 正 高木 直行
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌 (ISSN:00047120)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.159-193, 1995-03-30 (Released:2010-03-08)
参考文献数
140
被引用文献数
2

原子力開発の当初から高レベル廃棄物は重要問題の1つであったが,原子力利用の進展に伴いその重要性はますます大きく厳しいものとなってきている。現在,地層処分が多くの国で既定の処分方法となっているが,より優れた方法を目指して消滅処理の研究が進んでいる。特に最近,この方面の研究が盛んになり,しかも日本がその重要な牽引車の役割を担っている。本「特集」では,このような事情に鑑み,消滅処理技術の解説,関連技術の現状,研究開発の経緯,オメガ計画,国際動向,国内における技術開発の現状,地層処分からみた位置付けについて,一般の読者を対象に解説して頂いた。
著者
岩橋 大希 高木 直行
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2010, pp.289, 2010

全元素を対象とした天然存在量や核変換効率についてのサーベイを行い、核変換技術を用い豊富で低価値な物質から希少で高価値な物質を生成する有用元素生成の実現可能性を検討した。
著者
滑川 東 高木 直行 大岡 靖典 山崎 正俊
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会和文論文誌 (ISSN:13472879)
巻号頁・発行日
vol.11, no.2, pp.118-126, 2012 (Released:2012-05-15)
参考文献数
14
被引用文献数
1 2

In the development of the above 5% enrichment fuel, which is one of the targeted concepts of the next-generation LWR, a reduction in power generation cost is expected. However, the introduction of the above 5% enrichment fuel has several adverse effects on the cost, such as SWU increase, newly required measures for criticality prevention, and increases in gamma, neutron and heat production levels. In addition, the power generation cost is greatly influenced by the uncertainty of uranium price; thus, the sensitivities of those parameters were analyzed. By sensitivity analysis, the range of parameters required to improve the generation cost was clarified. We assumed that the throughput of fuel fabrication is reduced by one third by employing the above 5% enrichment fuel and the spent fuel is reprocessed in the FBR reprocessing plant. In conclusion, it is demonstrated that the power generation cost can be reasonably reduced by increasing enrichment up to 7% or more in the case that the uranium price is less than ten times as much as the reference price and also the increase in fabrication cost is prevented by introducing Erbia credit.