著者
伊勢崎 美和 高野 和美 望月 優子
出版者
山梨医科大学
雑誌
山梨医科大学紀要 = 山梨医科大学紀要 (ISSN:09105069)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.71-75, 1999

高齢患者のQOL(Quality of Life;生活の質)が満たされていることが重要であると言われているが,今回QOLのうち,特に主観的幸福感とADL(Activities of daily living;日常生活動作)との関係を明らかにするために,以下の調査を行った。方法は,本学医学部附属病院に入院あるいは通院中の,60歳以上の男女36 名を対象とし,QOLすなわち主観的幸福感にはPGC-L スケール,LSI-K スケール,ADLの評価には日常生活動作テストの尺度を用いて,面接法で実施した。その結果,主観的幸福感はADL(更衣動作と食事動作)と本人の楽観的な考え方と関係していた。更に,主観的幸福感はADLの更衣動作と負の関係であったことから,医療者の関わりが反映しやすいことが考えられる。
著者
三平 まゆみ 深沢 紀代美 高野 和美 山岸 春江 山崎 洋子
出版者
山梨大学看護学会
雑誌
山梨大学看護学会誌 (ISSN:13477714)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.21-24, 2003

医療福祉相談室(以下,相談室)における看護師の役割を明らかにするために,相談室の看護師が関わった相談者150人の初回相談時の主な相談内容を調査した。相談者で一番多かったのは看護師70人(46.7%)で,内容としては医療器具に関する事38件(25.3%),在宅療養27件(18.0%),退院に向けて25件(16.7%)の相談であった。相談解決のために,当院の医療スタッフ,市町村役場,保健所,訪問看護ステーション等の関係職種に協力を求めた。相談室における看護師の役割として,医療用消耗品の選定・情報提供を行う事,病状や家庭事情に合わせた社会福祉資源を検討する事,病院内外を問わず関係職種との連絡調整を行う等の役割があることが示唆された。