著者
大山 建司
出版者
山梨大学
雑誌
山梨大学看護学会誌 (ISSN:13477714)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.3-8, 2004
著者
三平 まゆみ 深沢 紀代美 高野 和美 山岸 春江 山崎 洋子
出版者
山梨大学看護学会
雑誌
山梨大学看護学会誌 (ISSN:13477714)
巻号頁・発行日
vol.2, no.1, pp.21-24, 2003

医療福祉相談室(以下,相談室)における看護師の役割を明らかにするために,相談室の看護師が関わった相談者150人の初回相談時の主な相談内容を調査した。相談者で一番多かったのは看護師70人(46.7%)で,内容としては医療器具に関する事38件(25.3%),在宅療養27件(18.0%),退院に向けて25件(16.7%)の相談であった。相談解決のために,当院の医療スタッフ,市町村役場,保健所,訪問看護ステーション等の関係職種に協力を求めた。相談室における看護師の役割として,医療用消耗品の選定・情報提供を行う事,病状や家庭事情に合わせた社会福祉資源を検討する事,病院内外を問わず関係職種との連絡調整を行う等の役割があることが示唆された。
著者
土屋 紀子
出版者
山梨大学看護学会
雑誌
山梨大学看護学会誌 (ISSN:13477714)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.9-14, 2005

クランベリージュースが最近のスーパーマーケットの店頭に出ている。最近になって女性によい飲み物,尿路感染症(UTIs;Urinary Tract Infections)に効果があるなどの内容が記されている。このクランベリージュースは,かつて北米原住民の伝統的に愛用された生薬である。近年になって,日常の健康維持,生活習慣病予防に期待できる飲用水や産物であると科学的な検証をもって注目されてきたので文献研究手法にて分析評価した。その結果,以下のことが明らかになった。その1.尿路感染症予防の効果として,従来はキナ酸による弱酸性化の促進作用のみを強調されてきたが,近年の研究ではクランベリーの豊富なポリフェノール系含有量によって多様な抗酸化作用抑制効用が検証されていること。その2.このことが健康増進,疾病予防効果として尿路感染症の他に生活習慣病予防食品として期待されていること。その3.代替治療を求めて多様な機関で研究は進められているが,未だに研究デザインや研究プロセスにバイアス問題を払拭されていない研究課題に直面していること。また,副作用としての事例は腎結石形成,出血傾向の事例やストーマ関連では弱アルカリ性化微弱など代替役割を明確に期待できないことなどの課題を残している。