著者
佐藤智貴 長谷川真也 鴨志田芳典 菊池浩明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.527-529, 2011-03-02

概要: パスワードは最も基本的な利用者認証方式である.印象に残りやすいパスワードを生成するには様々なノウハウがあり,機械的に生成する決定打はない.そこで,この研究では,日本語の文法違反を引き起こすと違和感を感じる事象に着目し,Google N-gramデータベースを単語出現頻度を考慮した生成方式を提案し,記憶力の差を定量的に評価する.
著者
鴨志田 芳典 菊池 浩明
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本知能情報ファジィ学会 ファジィ システム シンポジウム 講演論文集 第26回ファジィシステムシンポジウム
巻号頁・発行日
pp.245, 2010 (Released:2010-11-05)

ウェブサイトへの迷惑メールの投稿の様な悪意を持った目的で, 人工的に合成された文章が多用されている.我々は,マルコフチェイン によって生成された文章と自然文章を区別する問題を研究する. この問題の困難性に基づいて,チャレンジレスポンス型の機械を 判別のテストであるCAPTCHAへの応用を検討する.
著者
鴨志田 芳典 菊池 浩明
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.54, no.9, pp.2156-2166, 2013-09-15

ボットによるアカウントの大量取得や,それにともなう不正行為への対策として広く用いられているCAPTCHAと呼ばれる機械判別方式は,コンピュータには判別が困難だが人間には容易である問題を利用することでプログラムによる入力と人による入力とを識別する.本稿ではOCR機能を持ったマルウェアやリレーアタック(クラウドソーシング)に耐性を持つCAPTCHAとして,ワードサラダと呼ばれるマルコフ連鎖による文章合成の不自然さを用いたCAPTCHAを提案する.提案手法への先にあげた攻撃と,文章校正を用いた攻撃に対する安全性の評価を行い,その改良方式を示す.さらに,日本語以外へ適用した実験結果を示す.The CAPTCHA is a widely used technique to prevent malicious software, called bot, from obtaining false account. It uses an easy problem for human but difficult for machines to distinguish an input made by a program and one by human. We have proposed a new CAPTCHA testing sentences synthesized from the Markov chain model, called "word salad", which is tolerant against malware with an OCR feature, or a "crowd sourcing" attack, called as "relay attack". In this paper, we estimate the security against the attack using proof-reading tool to distinguish the synthesized sentences, and present an improved protocol for the attack. Moreover, we show an experimental result of some languages other than Japanese.
著者
佐藤智貴 長谷川真也 鴨志田芳典 菊池浩明
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.527-528, 2011-03-02

概要: パスワードは最も基本的な利用者認証方式である.印象に残りやすいパスワードを生成するには様々なノウハウがあり,機械的に生成する決定打はない.そこで,この研究では,日本語の文法違反を引き起こすと違和感を感じる事象に着目し,Google N-gramデータベースを単語出現頻度を考慮した生成方式を提案し,記憶力の差を定量的に評価する.