著者
麻 国慶
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶應義塾大学日吉紀要 言語・文化・コミュニケーション (ISSN:09117229)
巻号頁・発行日
no.32, pp.41-60, 2004

1.問題の提起:社会人類学の親族研究の再検討——構造と過程の結合——2.中日「家」の構成と特徴(一)家,分家,親戚,同族に関する言語の異同 (二)「家」の構成と拡大 (1)中国の「家」 (2)日本の「家」 (3)中国の分家と日本の分家 (4)宗族と同族3.宗族・同族の復興と祖先祭祀 (一)中国宗族の復興と表現 (二)宗族の復興と村落基層政権1)田分けの実施2)宗族の者を指導し,水利を修理した。3)学校の修築(1986年開始)4)祠堂の修理,族譜5)各種の協調関係(三)祖先祭祀を中心とする同姓結合 事例1:福建省陳姓。 事例2:客家張姓の同姓結合 4.日本本土の同族事例:小諸A区(一)構造(二)儀礼化としての同族(三)クルワとカロート(墓)の建立および祭祀5.討論と結語
著者
若林 敬子 聶 海松 馮 文猛 左 学金 周 海旺 周 大鳴 麻 国慶 李 強
出版者
東京農工大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

本研究は中国人口問題についての社会学的実証調査研究であり、特に国策として位置づけられている"人口と環境"問題について、今回は、高齢化・社会保障・出生性比の視点から多角的なアプローチを行ってきた。都市(上海市、北京市)、農村(湖南、海南、内モンゴル)の5地区で本格的社会学的サンプリング調査、量的・質的調査をこれまでに行い、その問題点を総合的にあぶりだすことに成功した。また、その理論的・実証的な比較と総括をまとめあげ、中国の人口問題の社会学的研究の最新結果の公表・刊行した。