著者
吉田 梨乃 守谷 賢二 江南 健志 小野 淳 Rino Yoshida Kenji Moriya Kenji Enami Atsushi Ono 東京学芸大学大学院 連合学校教育学研究科 淑徳大学 教育学部 こども教育学科 千里金蘭大学 生活科学部 児童教育学科 千里金蘭大学 生活科学部 児童教育学科
巻号頁・発行日
vol.13, pp.21-30,

第三世代のボディワークであるロシアのマーシャルアーツであるシステマが注目されている(吉田ら,2015).システマは,「破壊の否定」を根本におく優れたボディワークである.本研究では,システマの創始者であるミカエル・リャブコ(Mikhail Ryabko)に半構造化面接を試み,システマの定義とその展開について検討した.その結果,斎藤ら(2014)の定義は承認された.「コネクト」の概念において意味を拡大することが指摘された.さらにシステマの日本における展開として,身体性を重視した開発的カウンセリングへの応用が論じられた.
著者
小野 淳 斎藤 富由起 Atsushi Ono Saito Fuyuki 千里金蘭大学 生活科学部 児童学科 千里金蘭大学 生活科学部 児童学科
出版者
千里金蘭大学
雑誌
千里金蘭大学紀要 (ISSN:13496859)
巻号頁・発行日
pp.35-47, 2008

いじめ現象の第三のピーク期(尾木・渡部,2007)において、子どもたちの約40-50%がいじめに関係している。こうした動向の中で、新しいいじめの形態として、携帯やEメール、インターネット上の掲示板などを媒介とする「サイバー型いじめ」(Cyber Bullying)が注目されている。本論文では、第一に「サイバー型いじめ」が登場した背景とその定義を紹介し、第二に、サイバー型いじめの特徴や種類を伝統型いじめ(Traditional Bullying)との比較を通じて論じた。第三に代表的な教育委員会の取り組みと海外での教育心理学に基づくサイバー型いじめ対策プログラムを紹介し、今後のサイバー型いじめ対策の課題を検討した。