著者
坂本 美紀
出版者
愛知教育大学教育実践総合センター
雑誌
愛知教育大学教育実践総合センター紀要 (ISSN:13442597)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.47-54, 1999-03-29

本研究は,割合文章題の解決場面で,小学生が構成した問題表象を調査したものである。研究の主眼は,児童が構成した問題の外的表象にあり,小学5年生が小数の割合文章題をどのように図示するか,また描かれた図のタイプと問題解決の成績は関連するかどうかについて検討した。調査の結果からは,児童が自発的に描いた図の多くが,教科書などで指導されている線分図とは異なるタイプのものであること,立式の正しさは,描いた図のタイプよりも,文章題の問題構造の違いを反映させて外的表象を構成できたか否かに大きく関連していたこととが明らかになった。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 1 favorites)

#超算数 同じ研究者の別の論文 坂本美紀「小学生における割合文章題の問題表象: 子どもたちは問題をどのように図示するか」『愛知教育大学教育実践総合センター紀要』 第2巻 (1999年3月)、47-54ページ。https://t.co/RZCeXDV6S4 子供に割合の文章題を図示させたが、くもわは言及されていない。 https://t.co/8m28DYH9BE

収集済み URL リスト