著者
奴田原 健悟
出版者
専修大学経済学会
雑誌
専修経済学論集 (ISSN:03864383)
巻号頁・発行日
vol.50, no.3, pp.91-101, 2016-03-11

近年,ゼロ金利下におけるニューケインジアンモデルでの政策効果が,従来のマクロ経済理論で考えられていたものと大きく異なることが指摘され,パラドックスとも呼ばれている。本稿では,このゼロ金利下の政策効果のパラドックスが「右上がりの総需要曲線(AD 曲線)」によって説明できることを示す。またパラドックスの多くは,学部教育でも使用可能なフォワードルッキングな要素を持たないケインジアンモデル(IS-MP モデル,AD-AS モデル)による可視的なアプローチによって説明できることを示す。

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@a7C0TVTqsgmhqJh いえいえ、僕も拾いもんだったので^^ https://t.co/oNrzMo542q
専修大の先生が書いたある論文に乗数が1より小さいと書いてあるが,政府支出でGDPが増えると物価が上がり中央銀行が物価上昇率以上に利上げするという理屈になっているみたい。 https://t.co/smHyFAeRG8
メモ 奴田原健悟『ゼロ金利下における政策効果のパラドックス : 可視的アプローチによる俯瞰』 https://t.co/yDgEPfxAsU
「#労働のパラドックス」とは、#財政健全化論者 が理解してない経済学の理論ですが、専門家でなくても容易に理解・納得できる内容であると思います。 参考文献は他に、 ゼロ金利下における政策効果のパラドックス : 可視的アプローチによる俯瞰 https://t.co/TikSAVaWyq

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