著者
辻 憲男
出版者
神戸親和女子大学
雑誌
親和國文 (ISSN:02879352)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.1-25, 1997-12-01

醍醐寺本『諸寺縁起集』所載の淡海三船撰「大安寺碑文一首并序」の本文翻刻と略注。後に付録として、『文選』所収の「頭陀寺碑文一首」の本文を掲げた。
著者
笹川 洋子
出版者
神戸親和女子大学
雑誌
親和國文 (ISSN:02879352)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.84-109, 1997-12-01

最近の笑いの研究動向として、相互作用に位置づけて笑いをとらえ直そうという試みがあるが、現段階での研究例は少ない。このような笑いを明らかにするには、さらにどのような場面で、どのように笑いが起こるかを観察する必要があろう。そこで、本稿では電話会話に現れる462の笑いの場面をデータとし、笑いの役割を探る試みを行う。データの分析にあたって、以下のように分析の範囲と分析視点を措定する。まず、笑いを自分の感情をありのままに表現する「自己開示」の笑いと、印象操作を意図した「自己呈示」の笑いに分ける。しかし、自己開示の笑いは、意図せざる結果であり、本稿の考察目的とする、笑いがどのように対人関係に規定されるかという問いをたてることができない。にのため、分析対象からはずす。そして、ここでは自己呈示の笑いのみを考察の対象とする。次に、自己呈示の笑いをとらえる視点として、ゴフマンのフェイス・ワークの概念を借用し、笑いを(1)共感を示しあう呈示儀礼の笑い、(2)話し手が聞き手のフェイスを脅す意図はないことを示す回避儀礼の笑い、(3)自己のフェイスを調節する品行の笑いに分類する。さらに、それぞれの笑いについて、会話データを用いて考察を加え、相互行為において笑いが儀礼行為の方略として多様な役割を担っていることを明らかにしていく。
著者
小林 勇
出版者
神戸親和女子大学
雑誌
親和國文 (ISSN:02879352)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.40-60, 1993-12-01
著者
小林 勇
出版者
神戸親和女子大学国語国文学会
雑誌
親和國文 (ISSN:02879352)
巻号頁・発行日
vol.30, pp.50-65, 1995-12-01
著者
小林 勇
出版者
神戸親和女子大学国語国文学会
雑誌
親和國文 (ISSN:02879352)
巻号頁・発行日
no.30, pp.50-65, 1995-12-01
著者
小林 勇
出版者
親和女子大学国語国文学会
雑誌
親和國文 (ISSN:02879352)
巻号頁・発行日
vol.28, pp.40-60, 1993-12-01
著者
辻 憲男
出版者
神戸親和女子大学
雑誌
親和國文 (ISSN:02879352)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.1-18, 1998-12-01

東大寺図書館蔵本『東大寺要録』巻八所載の「東大寺桜会縁起」の本文翻刻と略注。

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著者
岡崎 晃一
出版者
神戸親和女子大学
雑誌
親和國文 (ISSN:02879352)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.1-21, 2008-12
著者
辻 憲男
出版者
神戸親和女子大学
雑誌
親和國文 (ISSN:02879352)
巻号頁・発行日
vol.38, pp.1-15, 2003-12-01

一、藤原広嗣の上表文中の「讖記日胡法滅國亡」と、野馬台識の延暦九年注の中の「衡者胡法滅佛法守倭云々」「胡法滅者國随也云々」「佛法滅國邑亡」とは同じ文献から出るものであろう。二、藤原広嗣の上表文が真正な上代文献であるとすれば、そこに引く「讖記」の一条も、天平十二年(七四〇)以前にすでに我が国に伝来していた文献であったであろう。三、藤原広嗣が排斥した吉備真備(および玄肪)は、漢土の讖緯説に通暁していたが、「讖記」が舶載書であるとすれば、吉備真備が天平七年帰国時に持ち帰った可能性があろう。その呼称はおそらく「野馬台讖」ではなかったであろう。