著者
福田 明
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:03736105)
巻号頁・発行日
vol.J64-B, no.11, pp.1303-1304, 1981-11-25

後ろから他パケットが重なってもその前までは正しく受信されるよう,パケットをブロック構造とした純アロハ方式の特性を考察する.
著者
石島 巖 国吉 孝 鈴木 潔
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:03736105)
巻号頁・発行日
vol.J70-B, no.3, pp.346-354, 1987-03-25

本写真電送方式は昭和59年ロスアンゼルスで行われたオリンピックの際に,試験的に用いられた電子スチールカメラと電子式ファクシミリ送信機によるもので,電送されたカラー写真は新聞に掲載され,報道写真としての即時性と実用性が証明された.電子スチールカメラは,スチールビデオフロッピーディスクを記録媒体とする走査方式のカメラであり,撮影した情景を即時にCRT上に映像化できる,銀塩フィルムを用いないカメラとして話題となった.供試の装置はフロッピーディスクの記録データをディジタル処理して電送する,ハードコピーの要らない送画システムであり,撮影から新聞掲載までの時間の短縮を目的として開発されたものである.
著者
白崎 博公 石原 藤夫
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:03736105)
巻号頁・発行日
vol.J69-B, no.7, pp.715-721, 1986-07-25

二つの直線テーパ導波管およびカットオフ導波管からなるカットオフフィルタについて理論的に解析し,反射透過係数を数値計算により求めている.解法はテーパ導波管内の基本モードに対して成立する微分方程式を,導波管接続部での各境界条件を満足させるように,基本モード関数をclosed formで求めることなく,ルンゲクッタ法を用いて解くという方法で求めている.そして,Xバンドを用いた実験結果と良く一致することが示されている.
著者
白崎 博公 石原 藤夫
出版者
The Institute of Electronics, Information and Communication Engineers
雑誌
電子情報通信学会論文誌 B (ISSN:03736105)
巻号頁・発行日
vol.J70-B, no.4, pp.470-475, 1987-04-25

二つのn乗コサインテーパ導波管およびカットオフ導波管からなるカットオフフィルタについて理論的に解析し,反射透過係数を具体的数値として求めている.解析はテーパ導波管内の基本モードに対して成立する微分方程式を,導波管接続部での各境界条件を満足させるように,ルンゲクッタ法を用いて解くという方法で求めている.この解析法は,モード関数をclosed formで求める必要がないため,応用範囲が非常に広い.更に,Xバンドを用いた実験を行い,理論値と実験値がよく一致することを確かめ,本方法の実用性を確認している.
著者
中山 純一 宮下 豊勝 赤木 伸弘 小倉 久直 吉田 靖夫 相馬 敬司
出版者
電子通信学会
雑誌
電子通信学会論文誌 B (ISSN:03736105)
巻号頁・発行日
vol.62, no.2, pp.p93-100, 1979-02

本論文では著者らが先に電波・超音波ホログラフィの新しい方法として提案したホログラムマトリクスによる2次元映像法について述べている。ホログラムマトリクスは従来のホログラフィとは異なり、より要素的な情報を含んでいるため、計算機で合成した送信・受信の両ビームの焦点を同一点に合わせる共焦点再生処理が可能で高い分解能が得られる。送信アレーと受信アレーを直交に配置すれば、送・受信の両ビームが標的領域内ではほぼ直交するため、2波長程度の高分解能が得られることを理論的に示す。 次に、超音波実験を行い、種々のモデル標的の再生象を示している。実験より得られた像は、標的の数が多くなければほぼ理論値に近い分解能をもつ良好なものであった。又、アレーの各チャンネルの位相・振幅の補正の効果についても検討を加えている。